理想の収納を考える
~多趣味な単身男性のための理想のクローゼットとは?~

Plus Storage PROJECT vol.2

単身世帯は男女共に年々増加傾向ですが、
特に単身男性によるマンション購入においては、
ファミリー系の間取りが多く、コンパクトマンションは選ばれない傾向にあります。
また、単身男女のライフスタイル調査で、
収納には「趣味・スポーツ」に対するニーズが高いことがわかっています。
そこで、+ONE LIFE LABでは、単身男女に人気の趣味である「ゴルフ」に着目。
人気のゴルフウェアブランド「JUN&ROPE’」とタイアップし
理想のクローゼットを作るプロジェクトをスタートしました!
”FUN”ction GOLF~おしゃれをする楽しさ、高いパフォーマンスを支える機能性~をアイデンティティに、遊び心のあるポップなグラフィックやモードなシルエットに、スポーツウェアとして求められる、アスリートのための機能性を兼ねそなえたゴルフスタイルを発信。2019年の春からは、新たにメンズラインがデビューし、クラシックな正統派社交ゴルフスタイルに、テクニカルやマテリアルを現代風にアップデートさせた“ネオクラシック”なゴルフウェアを提案しています。
Vol.2
WEBリサーチを踏まえ、
単身男性の理想の収納を
ディスカッション

実際に収納の
プロトタイプを作成!
DISCUSSION
プラスワン ライフラボの
メンバーとJUN&ROPE’のメンバーで、
ディスカッションを行いました。
まずはグループインタビューの振り返り
司会
まずはグループインタビューの振り返りからしたいと思います。気づいた点などはございますでしょうか?
司会
収納に関しては満足していない方が多いようですね。
特にキャディーバック、シューズ、パターマットの置き場に困っている方が多く、ベルトをクローゼットの奥の方に入れてしまい、どこに行ったかわからなくなったり、キャップやバイザーなどの小物があふれているようですね。
佐藤
季節物の入れ替えが面倒そうでした。収納の中で私服とゴルフウエアのエリア分けをしている人が多いですね。サインボールはしまうのではなくて見せたい。パター、ゴルフクラブ、キャディーバックは自分のモチベーションを上げるためにリビングなどいつでも見える場所に置いておきたい人が多数でした。
岩田
ウェアについて
司会
インタビューを踏まえて、どうしたら効率良く収納できるのかを話し合いたいと思います。まずはウェアについてですが、ポロシャツ・シャツは10〜30着、冬のウェアは5〜10着くらいが平均なようです。また、私服とゴルフウエアは併用して使っている人もいれば、分けている人もいました。たたむのか、掛けるのかなどご意見をお聞かせください。
司会
ハンガーパイプに掛けるウエアは、平均してシャツ10着、パンツ5着、ジャケット1着。50cmくらいのスペースになるので、ハンガーパイプの半分のスペースが必要だと思います。
金子
パンツはシワが気になる素材が多いのですか?
佐藤
基本的にはシワになる方が少ないですが、ナイロンはたたみづらく、綺麗に整わないからハンガーにかけるのが良いと思います。ハンガーの幅が太いとスペースをとってしまうので、細いハンガーで効率良く。デザイン性より効率的に多く収納することを重視することがポイントかなと。スペースを抑えてかつウエアを綺麗に収納することを心掛けたいです。
ポロシャツなどの綿製品はたたんでも大丈夫なので、掛けるウエアとたたむウエアの2種類に分けた方が良い と思います。
高木
オンシーズンのウエアはかけておいて、オフシーズンのウエアはたたむのがいいかと思います。
三代
オフシーズンのウエアはウォークインクローゼットの上の棚に。収納の中に一等地を設けて、シーズン毎に置き換えて活用すれば使いやすくなると思います。ジャケットなど私服と併用するものは掛けておくとか、その人のニーズに合わせてフレキシブルな使い方もできそう 。
ニットとか重さがあるのはたたんだ方が良さそうですね。
坂井
通常設計の段階でクローゼットのハンガーパイプや棚の仕様は決まっていて、その中に入れる可動式の引き出しやカラーボックスなどはお客様がそれぞれお好みの物を購入していますが、グループインタビューを聞いて、その部分の収納も提案してみてもいいのではないかと感じました。
金子
スタイリング別収納について
司会
アイテム別だけではなく、スタイリング別にまとめて収納するという考え方もあると思います。皆さまの考えをお聞かせください。
司会
アリだと思います。プレイ当日の手間も省けるし、じっくり選ぶことができるので完成度も上がりますし。また、ファッション性もあり、魅せる収納としても楽しめる。アイテム別とスタリング別という2つの方向性があるとゴルフライフが楽しくなりそうですね。
三代
収納には機能性とファッション性があると思います。簡単に綺麗に片付けたいという目的からスタイリング別にという提案もありますが、かつ探しやすく、多くを収納できるという機能性も必要です。
岩田
以前、子ども部屋を作るときに、次の日の保育園に着ていく洋服をデパートの売り場のようにディスプレイできるフックをウォークインクローゼットの下段に取り付けた事例がありました。セットアップが一目でわかるような仕様も活用できるかも。
佐藤
私服・スーツとゴルフウエアはゾーンをしっかり分けている人が多いので、ゴルフウエアゾーンは収納扉をガラス張りにして、ファッション性を持たせるなどの工夫も必要ですね!
金子
キャップ・サンバイザー、ベルトについて
司会
キャップやベルトはかさばる上、収納しにくいので悩んでいる人が多かったですがこの辺に関してはいかがでしょうか?
司会
本当は1個ずつ掛けられるスペースがあるといいが、なかなかスペースの確保が難しいですよね。収納扉の裏側にキャップ掛けがあるといいなという意見もありましたが、閉めるとき落ちてしまうこともあるかも。
数の少ない方は、見やすい壁掛けタイプがいいと思います。可動棚のレールに掛けられるフックを付ければ対応可能ですし。
金子
フックが長ければ安定するし、たくさん掛けることができますよね。
三代
以前、ハンガーパイプに干渉しないように天板から縦にパイプを取り付けて、キャップやベルト専用のスペースを設けたことがありました。
そのハンガーにS字フックを付ければ一つずつ収納できます。
個人差はありますが、キャップは10個あれば十分、ベルトは平均1〜4本くらいかな。ベルト用ハンガーを使えばS字フック1本で対応できます。ベルトはキャップ専用パイプと併用で。
坂井
キャディバッグ・ゴルフバックについて
司会
汚れホコリが気になるので玄関に置く人が多いようですが、いかがでしょうか?
司会
下足入の棚板を抜いて可動式にすれば平均的な高さのキャディバックにも対応できます。いつでも目に触れられる室内に置いてモチベーションを高めたいという人もいますよね。少し汚れてもいいようにリビングの一部に30cmくらいのタイルを貼って、そこにキャディバックを置けるスペースを設けるのはどうでしょうか。観葉植物を置いたり、ほかのことにも利用できますし。
岩田
着替えやタオル、携帯やボールなどを入れておくゴルフバッグは、大小2つくらい必要です。小さいタイプはウォークインクローゼットの棚の上、トートバッグなど大きいタイプはハンガーパイプの下にそのまま置いておくといいと思います。
金子
シューズ・その他小物などについて
シューズはゴルフ場のエアーシューズクリーナーで洗浄してからシューズケースに入れるので、室内に収納しているという人も結構いましたね。
金子
室内に入れる人は、全身のコーディネートを見てみたいという考えがあるのかと思います。私は、下足入にゴルフシューズとほかのシューズのスペースを分けて収納しています。シューズケースも結構スペースを取るので玄関に収納できるといい。防水や消臭スプレーなど、シューズメンテナンス用品も一緒に。下足入には、シューズ5足とシューズケース1個、ゴルフボール2箱くらい入るスペースが欲しいですね。
高木
シューズケースは傘立てのスペースにフック型の掛けられるものがあるといいですね。
佐藤
バルコニーにスロップシンクがあるとクラブやシューズなど、メンテナンスができて良いですね。スロップシンクはファミリー系の間取りには多いのですが、シングルタイプにはあまりない仕様なので魅力的に見えそうです。
坂井
司会
シューズの話から、スロップシンクの仕様の話に広がるとは思いませんでした。
その他、グローブやサインボールなどの小物についてはいかがでしょうか?
司会
冬用のネックウォーマーやニットキャップ、グローブなど衣服系の小物は、ウエアの収納ボックスの一角にスペースを設けて収納できるようにしたいですね。サインボールや計測器、ティーなどは、鏡面のコレクションテーブルなどに入れて、魅せる収納としても活用するといいと思います。
高木
司会
ありがとうございました。素敵な収納ができそうで、ワクワクしています!
司会
PRODUCT
グループインタビューと
ディスカッションを経て、
多趣味な単身男性の
理想のクローゼットを開発!
~ゴルフ男子のための究極のクローゼット~
ゴルフ好き男子の方々からヒアリングしたクローゼットにおける課題を捉え、「+ONE LIFE LAB」と「JUN&ROPE’」のコラボーレションにより、ゴルフ男子のための究極のクローゼットを開発しました。そのテーマは「“FUN”ction! Closet」。具体的なプラン設計においては、仕舞う収納としての機能面(function)の充実を図ることと、魅せる収納としての高揚面(fun)を兼ね合わせたクローゼットととすることを念頭に置いて開発しました。