SHARE #01
シェアリングサービスと
マンションの共用部を調査

現在、「所有」から「シェア(共有)」のパラダイムシフトが進んでいます。
そこでプラスワンライフラボでは、単身男女300名に
「シェアリングサービス」と「共用部」についてWEB調査を実施。
調査から分かったことなどをご紹介します。

RESULT

調査結果

シェアの
認知・利用
モノ・スキルシェア
マンション共用部
シェアリングサービスを
ご存じですか
シェアリングサービスを利用したことはありますか。
利用したことがある場合はそのサービスの内容をお知らせください
シェアリングサービスのことを知っている人は約60%でしたが、実際にシェアリングサービスを利用したことがある人は約23%と約4人に1人しかいませんでした。
シェアリングサービスについて
どのようにお考えですか
何かを人と共有することは今後必要な考え方だと思うし、便利なので利用してみたい
サービスの種類が多すぎて、なにをどう利用すればいいのかわかりづらい
現在のトレンドだと思う。ものを持ちたくないので、不必要なものはシェアで済ませたい
他人と何かをシェアするのは抵抗がある
シェアサービスを利用したことがない理由として考えられるのは、「抵抗がある」、「何かをシェアする余裕はない」、「サービスの種類が多くてわかりづらい」など。ただし、「現在のトレンドだと思う」「必要な考え方だと思う」「利用してみたい」といった意見もあり、興味はあるものの利用に踏み切れない人も多いことがわかりました。
フリマサイト(メルカリ、ラクマなど)を
どのくらい利用していますか
月1回以上利用する人は、閲覧で約38%、ものの購入で約17%、ものの売却で約13%。日常的にフリマサイトを閲覧する人は3人に1人いますが、実際にものの売り買いをする人は少ないことがわかりました。
他人に自分のものを貸すことや、
他人のものを借りて使うことに対して、抵抗感はありますか
自分のものを貸す場合、貸す相手が「他人」よりも「友人・知人」だと抵抗感を感じる人の割合は約31%低くなりました。一方、誰かからものを借りる場合、借りる相手が「他人」よりも「友人・知人」の場合、抵抗感を感じる人の割合は約24%高い結果に。知り合いからものを借りた際のトラブルを気にする人が多いのではないかと推測されます。
マンションに住んでいると仮定して、そこでもののシェアリングサービスが
あった場合、借りたいと思うものはありますか。
無料の場合、有料の場合でお答えください
マンションでのシェアリングサービスとしてものが借りれるとき、無料の場合は「自転車」「冠婚葬祭などで使う晴れ着・礼服」「自動車」が借りたい声が多く、有料の場合、「自動車」 「冠婚葬祭などで使う晴れ着・礼服」「来客用寝具」といったいざというときに必要な高価なもので、使用頻度の高くないもののニーズがあるようです。
マンションに住んでいると仮定して、
日常生活において同じマンションの居住者に手伝ってもらいたいことはありますか。
同じマンションの居住者に手伝ってもらいたいとき、無料で手伝ってもらいたいことで多かったのは「重い家具移動」「害虫駆除」「不在時の荷物受け取り」で、有料でも手伝ってもらいたいことで多かったのは、「重い家具移動」 「旅行などの不在時のペット・植物の世話」「祖父母・父母の介護」。しかし、「手伝ってもらいたいと思うことはない」という回答が最も多く、無料の場合で46%、有償の場合で62%と、スキルシェアのニーズはあまりみられませんでした。
誰かに教えてもらいながら始めたいことはありますか
誰かに教えてもらいながら始めたいものは、多い順に「英語」「筋力トレーニング」「楽器(ピアノやギターなど)」でした。
誰かに教えたいと思うスキルはありますか
誰かに教えてあげたいものが「ある」人は約12%と約10人に1人という結果に。
自分のスキルを誰かに教えるとなった場合の考えを教えてください
誰かに教える場合、「有償であれば教えたい」人が約70%。その他「材料や教材費などの必要なものは各自負担してほしい」「短時間であればよい」等、教える側の負担が少なく気軽に教えられる意見がありました。「無料でも教えたい」人は約24%で、約4人に1人は無料でも教えたいというニーズがあることがわかりました。
自宅でやりたいが出来ていないものの中で、
マンションの共用部にあったらやりたいことはありますか
自宅でやりたいことができていないものは、多い順に「運動/筋トレ」「映画鑑賞」「BBQ」。しかし「あてはまるものがない」と答えた人は49%で、約半数は自分の部屋でやりたいことができていることがわかりました。
『自宅でやりたいが出来ていない』とお知らせいただいたものに
ついて、できない理由をお知らせください
自分の部屋に「スペースがない」、「器具・機材がない」という意見が多くみられました。その他、自宅でやりたいができていないものの中で共用部で行いたいことの上位1位・2位であった「運動/筋トレ」と「映画鑑賞」は、「時間がない」意見が次に多く、上位3位のBBQは「近所の迷惑になる」といった懸念の声も。自分の部屋の延長としてマンションの共用部に使えるスペースがあり、周りを気にせず使える共用部が理想のようだ。また「ホームパーティ」や「パブリックビューイング」は「一緒に楽しむ人がいない」といった声もみられました。
マンションに住んでいる方にお伺いいたします。
共用部にあったら嬉しい施設を教えてください
マンションの共用部には普段利用する施設よりも、自分の部屋ではスペースが確保できない健康促進・リフレッシュできる施設を求めているようです。

SUMMARY

まとめ

シェアリングサービスを認識している人は約60%はいるものの、利用したことがあるのは約20%強でした。
興味はあるものの、利用準備のための手間や抵抗感が使いたい気持ちよりも大きい結果、利用に至らないようです。

SUMMARY

まとめ

モノのシェアについては、「自動車」 「冠婚葬祭などで使う晴れ着・礼服」といった、使用頻度は高くいないものの高価で、家に置いておくにはかさばるもののシェアのニーズがありました。一方共有する相手が、見知らぬ相手と知人では抵抗感に大きな差があり、顔見知りとならずとも、事前にオンライン上で会話するなど、やりとりする相手を把握できることが抵抗感を軽減につながりそうです。
スキルのシェアについては、お金を払ってまで頼みたくない、お金をもらえるなら教えたい等無料・有料であることが教えたい・教わりたいニーズに大きくかかわることが分かりました。また、単身者が手伝ってほしいことは「重い家具移動」 「旅行などの不在時のペット・植物の世話」等ひとりであると物理的に成しえないこと、教わりたいことは「英語」「筋力トレーニング」が多い結果となりました。

SUMMARY

まとめ

マンションの共用部のニーズとしては、運動・筋トレができる場所と、BBQや映画鑑賞といった数人でも使える場所のニーズが上位に見られました。その理由としては、スペースや機材がないことが多かったものの、近所迷惑や一緒に楽しむ人がいない等、周囲を気にする声も見られました。

普段は自分の部屋で生活しながら、時々リフレッシュや運動、お友達を呼ぶ等自分の好きなように使えるプラスアルファの空間があるといいようです。

調査概要

インターネットリサーチ

調査手法:
インターネットリサーチ
調査目的:
シェアリングサービスの実態およびニーズの把握・マンションの共用部に関するニーズの把握
調査期間:
2020年1月21日(火)~22日(水)
調査委託先:
楽天インサイト株式会社
調査地域:
東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県
調査対象者:
20~69歳の男女 単身者のみ
回答サンプル数:
1,000名(男性500名、女性500名)