「結婚したくない」と感じる人の割合は意外と多い?6つの理由を解説

COLUMN

2025.08.01

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友人や会社の同僚など同世代の人たちが次々と結婚や出産をするなかで、自分はどうしても結婚したいと思えない。このように感じて「自分のこの感覚はおかしいのでは」と悩む人も多くいるようです。

そこでこの記事では、「結婚したくない」という考えを捨てる必要がない理由や、今の社会で「結婚したくない」と感じる理由などについて紹介します。

「結婚したくない」と思うのは決しておかしいことではない

結婚したくないと感じることは、決しておかしいことではありません。ここからは、結婚したくないという自分の考えに自信が持てなくなったときに思い出してほしい、結婚に関する3つの事実を紹介します。

■結婚に関して知っておきたい3つの事実

  • 時代の変化で「結婚するのが当たり前」という考え方は薄まっている
  • 結婚しなくても仕事があれば一人で生きていくことが可能
  • 一生結婚するつもりがない人の割合は少しずつ増えている

時代の変化で「結婚するのが当たり前」という考え方は薄まっている

昔は「適齢期になったら結婚するのが当たり前」という考え方が一般的で、結婚したくない人にとっては、自分の考えを周囲に理解してもらうことが難しい状況にありました。
しかし現在は社会全体で価値観や生き方が多様化していて、「結婚するのが当たり前」という考えは少しずつ薄まっています。
実際にメディアやSNSなどでも、結婚の話題で適齢期で結婚していない人がいても別に何とも思わない」「結婚するかしないかは個人の自由だ」という意見をよく見かけますよね。

結婚しなくても仕事があれば一人で生きていくことが可能

今の社会では、以下のように独身でも問題なく生活が送れる制度やサービスも充実してきているので、仕事をしていて経済的に自立できる程度の収入があれば、誰かと結婚しなくても一人で生きていくことができます。

■ひとり暮らしを支える制度・サービス

  • 健康保険や社会保障などの公的制度
  • おひとり様向けの老後支援サービス

価値観の変化だけでなく社会環境の面から考えても、今の社会において「結婚する必要性」は薄くなっているといえるでしょう。ちなみに、おひとり様向けの老後支援サービスについては以下の記事で詳しく触れているのであわせて読んでみてください。
独身の老後が不安…幸せに生きるために準備すべきことを解説

一生結婚するつもりがない人の割合は少しずつ増えている

結婚が当たり前という価値観が薄まり、結婚しなくても生きていける環境も整い始めたなか、「一生結婚するつもりがない」と考える人も少しずつ増えてきてます。

国立社会保障・人口問題研究所が2021年に実施した結婚や出産に関する調査※によると、未婚男性の17.3%、未婚女性の14.6%が「一生結婚するつもりはない」と回答しました。このように回答する未婚者の割合は2000年代から増加傾向にあるようです。
※参照:国立社会保障・人口問題研究所「第16回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)

自分と同じように「結婚したくない」と考えている人が一定数いると思うと、安心できますよね。

結婚したくないと感じるのも仕方ない?! 結婚する気になれない6つの理由

結婚したくないと感じていることに対して「これは甘えなのかな」「めんどくさいって思ったらダメなのかな」といった疑問や罪悪感を抱くことがあるかもしれません。

しかし結婚には、独身生活と比べた場合にさまざまなハードルやデメリットがあります。そのため、結婚に前向きになれない自分を責める必要はありません
ここからは、多くの人が結婚に前向きになれない理由として挙げる代表的な6つの理由を紹介します。

■結婚する気になれない6つの理由

  1. 今の仕事や生活に満足していて結婚の必要性を感じないから
  2. 自分の好きに時間を使いたいから
  3. 経済的に余裕でいたいから
  4. 結婚までの過程がめんどくさいから
  5. 育児・介護・親戚付き合いなどが大変そうだから
  6. 子どもが欲しいと思わないから

1.今の仕事や生活に満足していて結婚の必要性を感じないから

今の仕事や生活に満足している人にとって、結婚は「今の幸せな状況を大きく変えてしまう出来事」です。そのため結婚するメリットよりもデメリットの方が大きいと感じて、結婚したくないと考える人が多くいます。
「結婚したくない」という気持ちは、結婚の必要性を感じないほど充実した生活をおくれている証拠なのかもしれません。

反対に「一人の生活が寂しい」「自分の人生このままで良いのかな」など、今の生活スタイルに対して大きな不安や不満があれば、その状況を変える手段の一つとして結婚を前向きに考えるきっかけになります。

2.自分の好きに時間を使いたいから

「自分の時間を好きなように使いたい」という気持ちが強くて結婚に対して消極的になる人も多くいます。
結婚したら多くの場合、パートナーと2人で共同生活することになります。そうするとお互いが相手の考え方や生活スタイルに合わせて行動するようになり、ひとり暮らしをしていたときのような、自分で時間の使い方を自由に決められる機会は少なくなっていきます

さらに、子どもが生まれたら育児に多くの時間を割く必要が出てきて、自分の時間はさらに減っていきます。そのため、自分の趣味の時間や1人の時間を大切にしたい人は「結婚したくない」と感じるケースがよくあります。

3.経済的に余裕でいたいから

経済的な理由から結婚したくないと考える人もいます。結婚して家庭を持つと、独身時代に比べて自分で自由に使えるお金が減るケースが多いです。

■結婚後の経済面の変化

  • 子育てや家のローンなどで出費が増えて経済的な余裕がなくなる
  • 生活費を家族全体で管理するため自分の好きなように使えなくなる

そのため「今よりも経済的な余裕がなくなるのは嫌」「自分の給料は自由に使いたい」といった思いが強い人は、結婚に消極的になる傾向があるようです。

4.結婚までの過程がめんどくさいから

結婚したくないと考えている人のなかには、結婚までの過程にめんどくささを感じている人も多くいます。一般的に、相手と出会ってから結婚するまで、以下のような流れを踏みます。プロポーズや両家の挨拶、結婚式などやるべきことが多いですよね。

■結婚までの一般的なステップ

  • ①相手と出会う
  • ②告白を経て相手と付き合う
  • ③プロポーズを経て婚約する
  • ④両家に挨拶をする
  • ⑤結婚式をおこなう
  • ⑥役所に婚姻届を出す

結婚に至るまでには相応の時間もかかります。たとえば、相手と付き合ってから婚約するまでは数カ月〜数年の月日がかかることも多いです。その道のりの長さにめんどうくささを感じて「そんなに労力や時間をかけてまで結婚したいと思わない」と考える人もいます。

5.育児・介護・親戚付き合いなどが大変そうだから

育児・介護・親戚付き合いなど、結婚した後の生活に対して大変そうなイメージが強いことも、結婚したくないと考える人が多い要因の一つです。

■結婚後の生活イメージに関してよくある意見

  • 「仕事を続けながら子育てもするなんて自分にはできない」
  • 「義理の親の介護をしたくない」
  • 「結婚相手の家族や親戚とも一生の付き合いになると考えると気が重い」

特に今の時代、メディアやSNSなどで育児と仕事の両立の難しさや介護の大変さなど、結婚後に関するネガティブな情報を見聞きする機会がよくありますよね。
そのなかで「結婚っていろいろ大変なことが多そうだから、このまま独身でいたいな」と感じて結婚を避ける人が一定数います。

6.子どもが欲しいと思わないから

自分の子どもを育てられることは、結婚するメリットの一つとしてよく挙げられます。反対に、子どもが欲しいと思わない人にとって結婚のメリットは薄く、「結婚したくない」と感じる人も少なくありません。

■子どもが欲しいと思わないおもな理由

  • 子ども自体があまり好きではないから
  • 自分のことで精一杯で子どもを育てられる自信がないから
  • 子育てできるほどの金銭的な余裕がないから

必ずしも「子どもが嫌い」という人ばかりではなく、精神面や金銭面の余裕が持てないことを理由に子育てや結婚から遠ざかっている人もいます。

結婚したくないけど独身だと周囲の目が心配…そんなときに思い出してほしいこと

「結婚したくない」という考えに対して「結婚したくないなんて甘えだ」「独身のままでいると人間性に問題があると思われるよ」といった厳しい意見を耳にすることがあるかもしれません。
実際、そのような否定的な意見を耳にして周囲の目が心配になり、結婚したくないという自分の気持ちに正直になれない人もいます。

そんなときは、これから紹介する考え方を思い出してください。周囲の意見に流されず、自分の本音としっかり向き合うことができますよ。

■結婚しないことに対する周囲の目が心配なときの考え方

  • 自分が理想とする生き方を叶えてくれるのは自分しかいない
  • 独身だからという理由で「人間性に問題がある」と思う人はほとんどいない
  • 結婚する・しないにかかわらず「自分で考えて自分で決めること」が重要

自分が理想とする生き方を叶えてくれるのは自分しかいない

「結婚したくない」と考える自分に対して周囲の人がどんなに否定したとしても、その人たちが代わりに自分の人生を歩んでくれるわけではないですよね。自分にとって理想の生き方を実現できるのは、世界で自分だけです。
だからこそ、自分の正直な気持ちや今持っている価値観を、自分で否定しないことが何より大切になります。自分自身が自分の一番の味方であることを常に忘れないでおきましょう。

独身だからという理由で「人間性に問題がある」と思う人はほとんどいない

結婚したくないという自分の気持ちに自信が持てない人のなかには、「適齢期を過ぎても独身だと、周囲から人間性に問題があると思われるのでは…」と心配している人も一定数います。

しかし、独身だからという理由だけで「人間性に問題がある」と偏った判断をする人は、実際ほとんどいません。特に、多様な生き方が広がっている今の社会では、以下のように結婚しないのはタイミング・運の問題だと考えたり、個人の価値観を尊重した捉え方をされたりする傾向があります。

■独身の人に対する周囲の解釈の例

  • 「たまたま良い出会いがなかったのだろう」
  • 「一人で過ごすのが好きなのかも」
  • 「私生活よりも仕事を優先しているのだろう」

そのため、周りにどう思われるか心配して「結婚したくない」という自分の意見を変える必要はありません。

結婚する・しないにかかわらず「自分で考えて自分で決めること」が重要

「結婚したくない」という考えに対して周囲から否定的な見方をされ「結婚した方がやっぱり良いのかな」と考えることがあるかもしれません。しかし、本当に大切なのは、結婚する・しないにかかわらず「周りの意見に流されないで、自分で考えて決めること」です。

自分で考えて決めたことなら、仮に失敗したとしても、結果を素直に受け入れて次に進むことができますよね。しかし周囲の意見に流されて決断した場合は、失敗したときに「周りが結婚を勧めるからこんなことになった」といつまでも他人のせいにして前に進めなかったり、「あのとき何で自分の意見を貫かなかったんだろう…」と強く後悔したりする可能性があります。

そのため、周りの意見も一つの考え方として受け入れたうえで、自分はどうしたいのかを冷静に考えましょう。

結婚したくない派が将来のためにこれから準備しておきたいこと

結婚したくないという気持ちがありつつも、「一人で老後を迎えるのが心配」といった将来への不安を抱いている人は数多くいます。
しかし、将来に向けて今からしっかり以下の5つの準備をしておけば、結婚をしなくても明るく楽しいシングルライフを送ることができますよ。

■シングルライフを楽しむために今からできること

  • 自分の時間を楽しむ方法を確立する
  • 未来に残すものを決める
  • 健康的な体を作る
  • 人間関係を豊かにする
  • 金銭面の計画を立てる

5つの準備についてくわしくは以下の記事で紹介しているので、ぜひあわせて読んでみてくださいね。
一生独身はめずらしくない! シングルライフを楽しむコツも解説

「結婚したくない」という正直な気持ちを否定せず自分らしい人生を送ろう

この記事では「結婚したくない」と考えている人が一定数いることや、多くの人が結婚する気になれない理由などについて解説しました。

生き方の多様性が広がっている今の社会では、「結婚したくない」という考え方も一つの価値観として受け入れられています。そのため一部の否定的な意見を耳にしても、無理に自分の考えを変える必要はありません。自分の正直な気持ちに従って行動し、心から自分が納得できる人生を送ってくださいね。