SPECIAL ambassador COLUMN Vol.3

いたってシンプル!
書くだけで毎日が充実する
「手帳の使い方」

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いたってシンプル!
書くだけで毎日が充実する
「手帳の使い方」

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「手帳はスケジュールを書くもの」と思っていませんか? その名が示す通りスケジュール帳はスケジュールを書くためにあるものですから、当然その考えは間違っていません。ですが、せっかくの新しい手帳に毎年毎年スケジュールだけを書き続けるのは『宝の持ち腐れ』というものです。

特に「もっと毎日を充実させたい」「もっと毎日をワクワクした気持ちで過ごしたい」と思う人にとっては、手帳にスケジュールだけを書くのは実に“もったいない”使い方といえるでしょう。

そこで今日は、毎日を充実させたい人にオススメの“手帳に書くとよいこと”を紹介します。1月は新しい年の始まりだからこそ、新しい習慣を始めるのにピッタリな季節です。毎年スケジュール帳を買い替える人は、ぜひ参考にしてみてください。

手帳に書くだけで日々が充実するものとは

毎日を充実させたい人が手帳に書くとよいこと。それは、今年の抱負と今月の目標です。

そしてその際は、ただ書くのではなく“毎日必ず開くページ”の“左上”に書くことが大きなポイントです。

マンスリーページ(月間スケジュールページ)を毎日開くなら、マンスリーページの左上に今年の抱負と今月の目標を書いておく。これだけで、毎日が充実したものになっていきます。

手帳によっては、最初のページに今年の抱負や1年の目標を書く欄があるかもしれません。ただ、1月に思い描いた抱負は、いつの間にかそのまま忘れ去られてしまうことが多いもの。中には、年始に抱負を立てたことすら覚えていない人もいるのでは?

そこでオススメなのが、手帳の“毎日必ず開くページ” “左上”に今年の抱負を書くこと。なぜなら、手帳を開いて最初に見るのが左上のスペースだからです。

私たちは横書きのものを目にする時、最初に左上の部分を見ます。これは、マーケティングの専門用語で『Zの法則』や『Fの法則』と呼ばれる心理です。

加えて、私たちは自分の目標を目にしたり声に出して読んだりすることで自分を奮い立たせることができます。これは、心理学で『アファメーション』と呼ばれる心理です。

例えば、ドラマや映画などで受験生が「絶対合格!!」や「○○大合格!」などと書いた紙が壁に張ってあるシーンを見たことがありませんか? これも、アファメーションの一種です。

張り紙に前向きで肯定的な思い(目標)を書く行為には、やる気を高めるよう自分の潜在意識に働きかける効果があります。

張り紙をするのも、手帳に書くのも、効果としては同じです。大切なのは、その目標を毎日しっかり目に入れること。そのため手帳を毎日必ず開く人であれば、アファメーションの効果を期待できます。

抱負を実現するコツは「目標の小分け」

今年の抱負を確実に実現したいなら、そのために必要な目標を6~12個あわせて考えてみてください。

抱負の実現は、例えるなら難しい漢字を書くようなもの。「リンゴを漢字で書け」といきなり言われても「無理だよ」と思いますが、漢字の要素を1つ1つ分解してみると『檎』という字もさほど難しくないことが分かります。

これと同じで、新年の抱負も分解して細かい目標にしていけばきっと「そんなに難しくない」と思えるでしょう。

なお、新年の抱負を目標として小分けにする時は逆算して考えるのがオススメです。

仮に「今年はプライベートの時間を充実させたい」という抱負を立てたとすると、まず「プライベートの時間を充実させるとは結果的にどんな状態を指しているのか?」を具体的に考えてみます(例:「月に一度は友達と会う」や「毎年2回は旅行に行く」など)。

その答えが出たら、次に考えるのは「その状態に今すぐなれないのはなぜか?」です。

仮に残業が多くて仕事に追われていることが原因だとすると、まず達成すべき目標は「プライベートの時間を充実させること」ではなく「残業を月○時間以内にすること」となりますよね。

そしたら、今度は「その目標を実現するためにはどうすべきか?」を逆算しながら考えます。

仮に「9月までには残業を5時間以内にしたい」と考えるなら「その3か月前の6月には残業が何時間以内になっているとよいか?」→「では、その3か月前の3月には?」と未来から現在に向かって逆算してみるのです。

すると「じゃあそのためには、まず1月から何をしていくべきか?」という目標、つまり“最初に達成すべき目標”が見えてきます(例:「1月中に無駄な時間の棚卸しをしてみよう」「2月は効率よく仕事をする方法を1つ決めて実践してみよう」など)。

目標を具体的に立てられたら、今度はそれを今年の抱負と共にマンスリーページの左上に書いておきます(※毎日マンスリーページを開く人の場合)。

これで、準備は完了です。毎日この手帳を開き抱負と目標を目にすれば、毎月しっかり意識しながら生活できるでしょう。

「漢字一文字」の抱負なら省スペースも可

マンスリーページの左上にあまり余白がなくて今年の抱負と今月の目標を並べて書くのが難しい場合、抱負を漢字一文字で表してみるのもオススメです。

例えば、こんな感じですね。

・プライベートの時間を充実させる ⇒「裕」
・スキルアップのために勉強する ⇒「勉」
・健康的な1年にする ⇒「健」

これなら工夫次第でどちらもしっかり目立たすことができます。

ただし、この場合は漢字を見た時に抱負を思い出せることと、イヤな気分にならないことがポイントです。

もし勉強の「勉」という字を見てなんとなくイヤな気分になるなら、代わりに「学」や「昇」といった漢字を使うとよいでしょう。基本的に手帳は誰かに見せるものではありませんので、自分の好きな漢字を選べばOKです。

とはいえ、漢字を見た瞬間に抱負を思い出せなければ書く意味がありません。漢字を選ぶ際は、そういった目線もお忘れなく。

今年はまだ始まったばかり! 輝く日々を手に入れよう

手帳には『欲しい物リスト』や『やりたいことリスト』『一言日記』などを書くのもよいですが、毎日を充実させたいならそれよりも本気で実現したいと思える抱負を見つけること。そしてそれを自分で「これならできる」と思えるレベルの目標まで落とし込むことが大切です。

目標があるということは、この先に今よりもっとステキな日々が待っているということ。新年は年に一度しかない特別な季節ですので、充実した毎日を過ごしたい人は空き時間を使って今年の抱負や目標をじっくり考えてみてはいかがでしょうか。

あなたにとって、この1年が充実したものになりますように…

永瀬 なみ
永瀬 なみ
幸せコラムニスト・カウンセラー
「幸せは自分の心が決める」をモットーに、人生そのものや暮らし全般、キャリア、人間関係、恋愛などのコラム(エッセイ)を執筆中。カウンセラーの資格を保有し心理学に詳しいことから、専門家としてテレビの取材協力やWeb記事の監修を任されることも。シングルマザー歴20年弱。夢は著書を持つこと、犬&イルカと暮らすこと。twitter