SPECIAL ambassador COLUMN Vol.5

誰でも簡単!
おねだりしたい時にオススメの
「心理テク」3選

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誰でも簡単!
おねだりしたい時にオススメの
「心理テク」3選

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バレンタインやホワイトデー、誕生日や記念日など、プレゼントの交換時期に“何かをおねだりしたい時”ってありますよね。そんな時、ただ「欲しい」と伝えるよりも買ってもらいやすくなる方法があるとしたら、試してみたいと思いませんか?

今日は、彼氏や友達、家族などへの『おねだり』が成功しやすくなる心理テクを3つ紹介します。いずれも簡単な方法ばかりですので、おねだりしたい物がある人は試してみてください。

まずはキホンのキ! 交渉は食事中にすべし

食事をしている最中に聞いた情報は、そうでない場合に比べて信じやすいと心理学の世界では言われています。そのため食事中に交渉をすると、成功しやすいのです。

この交渉術を、専門用語で『ランチョン・テクニック』といいます。

理由については諸説ありますが「食事中は注意力が散漫になる」「自分が反論することで楽しい雰囲気を壊すことに抵抗がある」「おいしい食事がもたらす幸福感により会話や相手への印象が良くなる」など、どれも説得力のある理由ばかりです。

ドラマや映画などでも、接待をしながら交渉するシーンをよく見ますよね。「接待でどんな心理が働くかは知らないけど、接待が交渉に役立つことだけは知ってるよ!」という人も少なくないでしょう。

ただし、この心理が働くのは“おいしい物を食べている時”に限ります。

当然ですが、誰しも“おいしくない物”を食べている時には幸福感を抱きません。イライラしたりガッカリしたりしている時であればなおさら「誰かのために何かをしてあげよう」という気持ちにはなりにくいものです。

何か欲しい物がある時は、“おいしい物を食べているタイミング”を狙っておねだりしてみてください。相手が幸せな気分であればあるほど、願いを受け入れてもらいやすいですよ。

理由を付ければ誰でもすぐに「おねだり上手」

続いて紹介するのは『カチッサー効果』という心理効果を使ったテクニックです。

カチッサー効果とは、理由があるだけで頼みごとを受け入れやすくなる心理のこと。おねだりをしたい時にピッタリの心理効果ですね。

付ける理由については、そんなに難しく考える必要はありません。「え、そんな理由でいいの?」と思うほど単純な理由でも、効果は十分に見込めます。

例えば、バレンタインのお返しで彼氏に「○○のピアスが欲しい」とおねだりする場合は、こんな理由でOKです。

・「毎日△△君からもらった物を使いたいから」
・「○○は大好きだけどピアスは持ってないから」
・「これまでに彼氏から1回ももらったことないから」

また、家族や友人に欲しい物をおねだりする時には、こんな理由が使えるかもしれません。

・「今□□にすごく困ってるから○○があるとすっごく助かる」
・「△△はセンスが良いから私に合う○○を選んでほしい」
・「欲しくて欲しくて夢に出てくるくらいなの! だから私に○○を下さい!!」

もし理由付けに困ったら「どうしても欲しいから」や「前からずっと欲しかったから」だけでもOKです。そんな単純な理由でも、何も理由を付けない場合と比べれば相手の印象は大きく変わります。

何か欲しい物をおねだりする時は、ぜひ理由を付けてお願いしてみてくださいね。

「2段階のテク」で心理的なハードルを下げよう

最後に紹介するのは、段階を踏むことで相手の心理的なハードルを下げるテクニックです。

具体的には「このお願いは絶対に聞いてもらえないだろう」と思うものを先に提示して、次に“本命のお願いごと”を提示します。これは、専門用語で『ドア・イン・ザ・フェイス』と呼ばれる方法です。

例えば、バレンタインのお返しに高額なプレゼントをおねだりしても断られる可能性が高い場合、あえてそのプレゼントをおねだりします。そして相手が「うーん…」と困った態度を示したら、すかさず本当に欲しい物をおねだりするのです。

この方法でおねだりすると値段のハードルが自然に下がるため、相手は受け入れやすくなります。

具体的な例を挙げると、こんな感じです。

・ 値段のハードルを下げたい場合
例)5万円のアクセサリー ▶ 1万円のアクセサリー

もしハードルとなっているものがあらかじめ分かっていれば、値段以外のハードルも『ドア・イン・ザ・フェイス』を使って上手に下げることができます。

例えば、こんな感じですね。

・ 距離のハードルを下げたい場合
例)遠い観光地 ▶ 近場のオシャレなレストラン

・ 心理的なハードルを下げたい場合
例)5時間待ちのお店 ▶ 30分待ちのお店

『ドア・イン・ザ・フェイス』は何かをおねだりする時はもちろんのこと、どこか行きたい場所に付き合ってほしい時やお手伝いをしてほしい時など、どんなシーンにも役立つ心理テクです。

まだ一度も試したことがない人は、この機会に試してみてはいかがでしょうか。きっと願いが叶いやすくなりますよ。

「これは無理かも…」そんな時こそ心理テク!

「欲しい物はあるけど、ちょっとおねだりしづらいんだよな…」
そんな風に思った時は、ぜひ今日ご紹介した3つの心理テクを活用してみてください。「ちょっと無理そう」と思うことでも、相手の心理効果を上手に狙えば願いは叶いやすくなるハズです。

おねだりに心理テクを使うなら、まずは“相手がどんなこと(どんな時)に幸福感を抱くのか”をリサーチしてみるとよいでしょう。相手が幸せな気持ちになっている時こそ、おねだりをする絶好のチャンスです。

どうか、あなたの『おねだり作戦』がウマくいきますように…♡

永瀬 なみ
永瀬 なみ
幸せコラムニスト・カウンセラー
「幸せは自分の心が決める」をモットーに、人生そのものや暮らし全般、キャリア、人間関係、恋愛などのコラム(エッセイ)を執筆中。カウンセラーの資格を保有し心理学に詳しいことから、専門家としてテレビの取材協力やWeb記事の監修を任されることも。シングルマザー歴20年弱。夢は著書を持つこと、犬&イルカと暮らすこと。twitter