SPECIAL ambassador COLUMN Vol.37

部屋干しの洗濯物は除湿機が便利!
種類と選び方を解説

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部屋干しの洗濯物は除湿機が便利!
種類と選び方を解説

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梅雨の季節は、ジメジメとした湿気が気になりますね。
部屋干しの洗濯物がなかなか乾かず、困ってしまうこともあるでしょう。

除湿機は、お部屋の湿気を効率的に除去してくれる便利な家電です。とはいえ、家電売り場に並ぶ除湿機の種類はさまざまで、「どれを選べばいいのかわからない」という方も多いかと思います。

そこで今回は、除湿機の種類と選び方を解説します。梅雨時もサラッと快適な住空間にしたい方、部屋干しの洗濯物に困っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

除湿機の仕組みとは?

除湿機は、空気中の水分を吸収して除去する機械です。
室内の空気を取り込んで冷却器や乾燥剤で水分を取り除き、タンクに溜めるか、排水管から外に出すことで湿度を下げる仕組みです。

梅雨の時期は特にお部屋の湿度が高くなりがちですが、その時期に除湿機を活用すれば、サラッと快適な住空間を作れるでしょう。また、洗濯物を部屋干しする際に使用することで、乾燥時間を短縮できますよ。

・除湿機とエアコンの除湿(ドライ)機能の違い
お部屋のエアコンに、除湿(ドライ)機能がついている場合もありますね。除湿機とエアコンの除湿機能の違いや、使い分けについて整理してみました。

除湿機もエアコンの除湿機能も、空気中の水分を取り除いてお部屋の湿度を下げる効果は同じです。
ただし、除湿機はその構造上、除湿中にお部屋の温度が上がる場合が多いです。対して、エアコンの除湿機能は、除湿中にお部屋の温度が下がるか、現状維持となります。

除湿機は持ち運びができ、洗面所や物干しスペースなど狭い範囲をしっかり除湿するのに適しています。室内干しの洗濯物を乾かしたいのであれば、洗面所などの狭いスペースに洗濯物を干し、その真下に除湿機を置くと、効率的に洗濯物を乾かせます。

一方、エアコンは壁に固定されており、部屋全体の空気を除湿することになるため、特定の範囲をしっかり除湿したい場合には向きません。お部屋全体の空気をサラッと快適にしたい場合には、エアコンの除湿(ドライ)機能が適しています。

除湿機の選び方1:除湿方式

ここからは、除湿機の選び方を紹介します。まずは、静音性に差が出る除湿方式の違いを見ていきましょう。

・コンプレッサー方式
冷却コイルで空気を冷やして水分を凝縮させる方式です。除湿能力が高く、連続運転にも強いのが特徴です。ただし、稼働音が大きめで「うるさい」と感じる人もいるでしょう。「外出中に部屋干しの洗濯物を乾かす」といった使い方に向いています。

・デシカント(ゼオライト)方式
シリカゲルやゼオライトなどの吸湿剤で、空気から水分を吸着させる方式です。コンプレッサー方式に比べて除湿能力は低いですが、稼働音は小さめです。ただし、部屋の温度上昇の程度が高く、消費電力も大きくなります。

・ハイブリッド方式
コンプレッサー方式とデシカント方式の両方を搭載した方式です。夏場はコンプレッサー方式、冬場はデシカント方式という風に、気温や湿度に応じて最適なバランスで運転できるため、1年中快適に使えます。

除湿機の選び方2:除湿能力

除湿機の除湿能力は、1日あたりの除湿量で表されます。部屋の広さや利用目的に合わせて、適切な除湿能力の除湿機を選びましょう。

・定格除湿能力
除湿運転時に、1日あたりに除湿できる水の量を表します。この数値が大きいほど、除湿能力が高く快適に過ごせます。

・除湿可能面積(適用床畳数)
除湿機が効果的に除湿できる部屋の広さの目安です。お部屋が木造か鉄筋かで、数値に違いがあります。数値が大きければ良いというわけではなく、お部屋の広さに合った商品を選ぶことが大切です。

・タンク容量
除湿機は、空気中の水分を集めて内部の排水タンクに溜める仕組みです。このタンクが満水になると、運転が自動でストップしてしまう場合も。湿度の高い季節や洗濯物をたくさん干す場合は、タンク容量が大きい製品を選ぶとよいでしょう。

除湿機の選び方3:便利機能

除湿機は、除湿方式と除湿能力で選ぶのが基本ですが、便利な機能が搭載された機種もあります。追加機能があるぶん割高になりますが、利便性がアップすることになりますので、除湿機の利用目的に合わせて検討してみてください。

・衣類乾燥機能
洗濯物を部屋干しする際に活躍する機能です。多くの製品で取り入れられており、除湿機から出る温風や送風によって、洗濯物に風を当てて乾燥時間を短縮したり、部屋干し特有の臭いを抑えたりできます。

洗濯物の乾燥に使う場合は、吸気口や排気口をふさがないように、除湿機は洗濯物から最低30cm以上離して設置しましょう。

・空気清浄機能
空気清浄フィルターやプラズマクラスターなどを搭載し、空気中のウイルスや花粉、臭いなどを除去する空気清浄機能がついた除湿機もあります。

空気清浄機と除湿機の両方の機能を持っているため、設置スペースやコンセントの数を節約できますよ。

・キャスター付き
本体にキャスターが付いていれば、移動や持ち運びが楽になります。除湿機の掃除やメンテナンスをするときも、簡単に本体を動かせるため、排水タンクの取り外しや、フィルターの取り外しが容易です。

除湿機を活用して梅雨の季節を快適に!

除湿機は、空気中の湿度を調整することで、カビやダニの発生を防ぎ、部屋干しした洗濯物を早く乾かすなど、快適な住空間を作るために役立つ家電です。

梅雨の時期は特に湿度が高くなります。このコラムで紹介した内容を参考にして、自分に合った除湿機を見つけてみてください。

久慈 桃子
久慈 桃子
想いを翻訳する編集ライター
大学卒業後、出版社の編集や観光協会の広報、商工会の職員などを経て編集ライターとして独立。リモートワークで仕事と子育てを両立しつつ、家庭菜園にも精を出す。好きな野菜は春菊(育てやすいから)。アロマテラピー検定1級、2級FP技能士。
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