SPECIAL ambassador COLUMN Vol.42

9月~10月は秋バテの季節!
「2つの温活」で早めの対策を

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9月~10月は秋バテの季節!
「2つの温活」で早めの対策を

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秋バテ」という言葉を聞いたことはありますか? 夏に「夏バテ」があるように、秋にも「秋バテ」というものがあります。秋バテになると感染症にもかかりやすい状態になってしまうため、早めの対策が必要です。

そこで今回は、秋バテの具体的な症状や原因に加えて「オススメの対策方法」を紹介します。季節の変わり目に体調を崩しやすい人は、ぜひ参考にしてみてください。

秋バテ=夏の終わり~秋口に現れる「漠然とした不調」

秋バテとは、秋の気配を感じ始めてから起こるさまざまな不調のこと。自分でも原因がよく分からないまま「なんとなく体調が優れない」といった状態になることが多いようです(※1)。

具体的には、こんな症状が出ます。

・何となく体がダルい
・疲れやすい、疲れが取れない
・やる気が出ない
・眠れない、寝付きが悪い、寝汗をかく
・起きれない、寝ても寝ても眠い
・イライラする
・憂鬱な気分になる
・集中力が続かない
・胃腸の調子が悪い
・食欲がない
・めまいや立ちくらみを起こす
・肩や腰などが凝る
・目が疲れやすい
・口や喉が渇く
・頭痛や関節痛、筋肉痛などがある …etc.

こういった“特定の病気としてまとめられない漠然としたさまざまな不調”を「不定愁訴(ふていしゅうそ)」といいます。

では、なぜ秋に差し掛かると不定愁訴が出始めるのでしょうか?

主な原因は寒暖差による「自律神経の乱れ」

秋バテの主な原因は、自律神経の乱れです。

寒暖の差が激しい季節になると、私たちの自律神経は体温を一定に保とうと活発に働き始めます。すると知らず知らずのうちに体力を消耗し、疲れがたまりやすくなってしまうのです。

このような疲れのことを「寒暖差疲労」といいます。

秋の入り口は、そうでなくても夏の疲れがたまっている時期。

そんな体へ追い打ちを掛けるように「寒暖差」のダメージが加わることで、気温や気圧の変化に追い付けなかった体は「寒暖差疲労」を起こしてしまいます。

これが、秋バテです。

ちなみに、秋バテの原因になる寒暖差(気温差)は3つあります。

それが、こちら。

・朝と夜
・前日と当日
・部屋の外と中
(部屋と部屋の気温差も含む)

専門家の話によれば、特に7度以上の開きがあると寒暖差疲労を感じやすいそうです(※2)。

また、自律神経の乱れは免疫力の低下にもつながります。

免疫力が低下すると風邪やインフルエンザといった感染症にかかりやすくなってしまうため、そういった意味でも秋バテには早めの対策が必要です。

では秋バテを予防するには、どのような対策を取るとよいのでしょうか?

秋バテ予防には免疫力もアップできる「温活」がオススメ

秋バテ予防と一口に言ってもさまざまなものがありますが、今回は「温活」を中心に紹介いたします。

温活とは、その名の通り「体温を上げる活動」のこと。体温を上げることは秋バテを予防するだけでなく、免疫力アップにも繋がります。

寒い冬を元気に乗り越えるためにも、今から体をしっかり温めていきましょう!

その1.温活のキホンは「首」を温めること

私たちの体には「首」という名前のつく場所が3つあります。

それが、こちら。

・首
・手首
・足首

「3つの首」と呼ばれるこの3か所を温めると、体を効率良く温められます。

これは昔から言われていることなので「一度は聞いたことがある」という人も少なくないのでは?

最近では、ここに「おなか(くびれ)」を加えて「4つの首」と呼ぶこともあるようです(※3)。

3つの首は皮膚のすぐ下に動脈が通っており、加えて皮下脂肪が少ないことから外気の影響を受けやすい箇所でもあります。そのため、外側から温めると効率良く体温を上げることができるのです。

朝晩のお出かけ時には、マフラーやネックウォーマー、手袋などを使って保温するよう心掛けてみてください。

カイロやホットタオル、入浴などで温めるのも効果的です。

家にいる時であればテレビを見ながら首元を温めたり、寝る前の儀式として手首・足首を温めたりするのもよいでしょう。手首や足首を温めると寝付きが良くなります(※4)。

ただし、靴下を履いたまま寝るのは逆効果。体温調節の妨げになってしまいます(※5)。

睡眠中に足が冷たくなりがちな人は、ぜひレッグウォーマーを取り入れてみてください。寝る直前までは靴下とレッグウォーマーの両方を履いておき、寝る時に靴下を脱げば体温調節の妨げになりません。

また意外とオススメなのが、腹巻きです。

先ほどもお伝えしたように、おなかは体温を上げるのに効果的な部分の1つ。臓器を温めることで全身に温かい血液を送り込むことができるため、効率良く体温を上げられます。

さらに、おなかを温めると手足の冷えも防げて一石二鳥です。

手足の冷えを感じやすい人は、この秋から腹巻きを使ってみてはいかがでしょうか。

その2.ぽかぽか成分で体を「内側から」温めよう

温かい食べ物や飲み物を積極的に摂取するのはもちろんのこと「温活食材」で体温の上昇に有効な成分を取り入れるのもオススメです。

体を温める食べ物といえば、代表的なのはショウガですね。

他には、こんな食材にも体を温める成分が含まれています。

・にんにく
・ネギ
・玉ねぎ
・かぼちゃ
・栗
・根菜(イモ類、大根、ニンジン、レンコンなど)
・スパイス(シナモン、サンショウ、唐辛子など)
・発酵食品(みそ、チーズ、ヨーグルト、納豆、キムチなど)
・カカオ(チョコレート、ココアなど)
・ナッツ(くるみ、ピーナッツ、アーモンドなど)
・寒冷地で採れる果物(りんご、ブドウ、アンズなど)
・もち米
・玄米
・そば …etc.

また意外と体温上昇に役立つのが、炭酸水です。胃で吸収された炭酸ガスは血管を広げ、血流を良くしてくれます。

ただ冷たい飲み物は内臓を冷やしてしまいますので、常温か少し温めたものを飲むとよいでしょう。

炭酸水といえば、炭酸風呂も体を内側から温めてくれます。

市販の炭酸入浴剤を使えば手軽に楽しめますし、重曹とクエン酸を使えば自作も可能です。

自作といっても入浴前に材料を入れるだけですので、興味がある方はぜひ一度お試しください。

秋バテ予防は早めが肝心!「秋を感じる前に」取り掛かろう

気付いた時には、もう症状が出始めている…。それが、秋バテの怖いところです。

だからこそ、秋バテ予防は取り掛かる時期が重要。季節の変わり目に不調を感じやすい人は、ぜひ今から温活を始めてみてください。

うまく習慣化できれば、きっと秋だけでなく冬も快適に過ごせますよ。

参考サイト

(※1)医師が解説!「気象病」の1つ、6割以上が感じている! “秋バテ”の原因と対策|PRWire
https://kyodonewsprwire.jp/release/202209297443

(※2)そのだるさ 寒暖差疲労?症状や治し方 首回りのケアが有効|NHK
https://www.nhk.or.jp/shutoken/newsup/20220905b.html

(※3)クイズで学ぶ!「4つの首」を温めて 冷え知らずのカラダを手に入れる!|月刊 元気通信
https://www.yomeishu.co.jp/genkigenki/feature/211129/

(※4)日々の積み重ねで冷えとおさらば 温活ルーティンで、温ったかスイッチON!|スターバックスコーヒージャパン健康保険組合
https://www.starbucks-kenpo.or.jp/my_wellness/mindset/list31.php

(※5)就寝時の靴下|医療法人玲生会 にん内科
https://nin-clinic.com/blog/blog-vol33.html

・足首を温めてぐっすり眠る|すやすや部
https://www.wacoal.jp/pw/suyasuya/201801/post-9.html

・“冷え”は女性の敵!?体温1℃上げで健康に!|株式会社 明治
https://www.meiji.co.jp/health/amicolla/sutekisalon/column/05.html

・冷えの専門医と始める、女性の体温を1℃上げる「温活」|マイレピ
https://www.myrepi.com/wellness/women-health/otona-square-100063/

・正しい“温活”で、免疫力アップ! 医師が教える疲れない習慣。|クロワッサンONLINE
https://croissant-online.jp/health/142740/

永瀬 なみ
永瀬 なみ
幸せコラムニスト・カウンセラー
「幸せは自分の心が決める」をモットーに、人生そのものや暮らし全般、キャリア、人間関係、恋愛などのコラム(エッセイ)を執筆中。カウンセラーの資格を保有し心理学に詳しいことから、専門家としてテレビの取材協力やWeb記事の監修を任されることも。シングルマザー歴20年弱。夢は著書を持つこと、犬&イルカと暮らすこと。twitter
永瀬なみ公式ブログ『natural(ナチュラル)』