SPECIAL ambassador COLUMN Vol.43

映画を見ながらゆったり過ごす、
9月の夜は鉄板の音楽映画を!

の皆さまへ
スペシャルアンバサダーの
コラムをお届けします。

映画を見ながらゆったり過ごす、
9月の夜は鉄板の音楽映画を!

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今年の夏は、例年にも増して猛暑の日々でしたね。
夏のレジャーやイベントを満喫したものの、疲れが抜けきらず「なんだか夏バテ気味だ」と感じている人も少なくないでしょう。

そこで今回は、「この休日は家でゆっくりしたい」というときにピッタリの、おうち時間を楽しめる映画をご紹介します。

音楽をテーマにした映画の中から、国内外の映画賞を受賞した作品をチョイスしました。音楽の魅力や楽しさを再発見できる映画ばかりです。ぜひ参考にしてみて下さい。

アメリカ・ヨーロッパの映画

「ラ・ラ・ランド」
ハリウッドで夢を追う若者たちの、恋と成長を描いたミュージカル映画。
女優志望のミアとジャズピアニストのセバスチャンの出会いは最悪。それでも将来の夢を語り合う内に、2人は恋に落ちる。ところが、お互いの夢を叶えるために別れを決断して…。
音楽とダンスが詰まったロマンチックな物語は、第89回アカデミー賞で6部門受賞、第74回ゴールデングローブ賞で7部門受賞の快挙を成し遂げました。

「天使にラブ・ソングを…」
世界中で2億3千万ドル以上の興行収入を記録した、ミュージカルコメディ映画。
ウーピー・ゴールドバーグ演じるデロリスは売れないクラブ歌手。彼女はマフィアの殺人現場を目撃してしまい、シスターに変装して修道院に隠れるが…。
お茶目なシスターたちとの友情や、聖歌隊を率いてゴスペルを歌うシーンは圧巻。第50回ゴールデングローブ賞で、最優秀主演女優賞と最優秀作品賞の2部門にノミネートされました。

「ボヘミアン・ラプソディ」
伝説のロックバンド「Queen」のボーカル、フレディ・マーキュリーの波乱万丈な人生を描いた作品。
独創的な音楽と圧倒的な歌声で世界中のファンを魅了したフレディ。しかし、自分のセクシャリティやメンバーとの確執に苦しみ、やがてバンドは崩壊寸前に。そんな中、20世紀最大のチャリティ音楽イベント・ライヴエイドに挑むことになり…。
Queenの名曲に彩られた壮絶なドラマは、第91回アカデミー賞で主演男優賞はじめ4部門を受賞しました。

日本の映画

「蜜蜂と遠雷」
直木賞と本屋大賞をダブル受賞した恩田陸「蜜蜂と遠雷」を映画化。
国際ピアノコンクールに参加する4人の若きピアニストたちの、音楽と人生にかける情熱と挫折、友情と恋愛、そして運命の出会いと別れを描いた感動作。小説の表現を見事に映像化したピアノ演奏にも注目です。
第43回日本アカデミー賞で最優秀録音賞を受賞。第74回毎日映画コンクールで日本映画大賞を受賞しました。

「スウィングガールズ」
東北の田舎町に住む女子高生たちが、偶然出会ったジャズに魅了され、ビッグバンドを結成する青春群像コメディ。
食あたりで倒れた吹奏楽部の代わりに、野球部の応援に集められた友子たち。猛特訓の末に音楽の楽しさを知るが、本番直前に吹奏楽部が復活、楽器も返さなければならなくなり…。
第28回日本アカデミー賞で脚本賞と音楽賞を受賞。上野樹里や貫地谷しほり、本仮屋ユイカら若手女優のキュートな演技が話題となりました。

「くちびるに歌を」
アンジェラ・アキの名曲「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」をモチーフにした物語。
元天才ピアニストと噂される柏木ユリは、産休に入る同級生の代役で、長崎県・五島列島の中学校で合唱部の顧問を務めることに。彼女はコンクール出場を目指す部員たちに、「15年後の自分」へ宛てた手紙を書く課題を出し…。
15歳の少年少女が抱える悩みや葛藤、歌と手紙が結ぶ人々の絆と成長を描いたストーリーは、第8回東京新聞映画賞で最優秀作品賞を受賞しました。

アジア・オセアニアの映画

「ムトゥ 踊るマハラジャ」
日本におけるインド映画ブームの火付け役となった名作。
インドの大地主の屋敷で働くムトゥは、舞台女優ランガと恋に落ちる。しかしムトゥの主人である大地主ラージャーもランガに恋をしてしまい…。
歌と踊りが満載のミュージカルシーンや、コミカルなアクションシーン、感動的なラブストーリーなど盛りだくさん。インドの文化や風景の美しさも必見です。
1998年の日本公開時はミニシアター興行成績第1位、2018年に4K&5.1chデジタルリマスター版がリバイバル上映されたほどの人気作品です。

「大海原のソングライン」
数千年に渡って太平洋を移動した南島語族の人々が伝える、伝統的な音楽とパフォーマンスを記録した音楽ドキュメンタリー。
台湾から出発してオーストラリアからイースター島に至るまで実に16の島国に残る音楽文化を記録し、海と島、人と音楽との深いつながりを見事に描き出しました。ワールドミュージックや伝統音楽に興味がある人は必見です。
2019年のイギリスSonglines Music Awardsアジア・太平洋部門で最優秀アルバム賞を受賞しました。

アニメ映画

「ハッピー フィート」
南極のペンギン社会を舞台に、ポップスやロックの音楽に彩られたアニメ映画。
コウテイペンギンのマンブルは、音痴だけど天才的なタップ・ダンスの才能の持ち主。しかし、歌の上手さが重要なペンギン社会には居場所がなく、マンブルは群れを外れ旅に出る…。
南極の環境問題や人間と動物の関係に触れつつ、友情や家族、愛や夢などのテーマを盛り込んだハッピーな一作です。
第79回アカデミー賞で長編アニメーション映画賞を受賞しました。

「SING / シング」
ライブ感が満載の、感動と笑いが詰まったミュージカルアニメ映画。
つぶれかけの劇場を復活させるため、支配人でコアラのバスターは歌のオーディションを開催。ところが、事務員が間違えて賞金1000ドルを「10万ドル」と書いたポスターが町中に張り出されてしまい…。
有名ヒットソングが60曲以上も登場。声優を務めたオスカー俳優たちが、新旧ヒット曲を劇中で熱唱しまくる字幕版は必見です。
第74回ゴールデングローブ賞で最優秀長編アニメーション映画賞にノミネートされました。

映画の世界に浸ってリフレッシュ

映画は、私たちに様々な感動や発見を与えてくれる素晴らしいメディアです。リラックスできるおうち時間、たまには映画の世界に浸って、心も体もリフレッシュしてみるのも良いかもしれません。

今回ご紹介した映画を、ぜひ参考にしてみて下さい。あなたにとって素敵な映画体験がありますように。

久慈 桃子
久慈 桃子
想いを翻訳する編集ライター
大学卒業後、出版社の編集や観光協会の広報、商工会の職員などを経て編集ライターとして独立。リモートワークで仕事と子育てを両立しつつ、家庭菜園にも精を出す。好きな野菜は春菊(育てやすいから)。アロマテラピー検定1級、2級FP技能士。
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