秋の夜長に、良質な眠りのための
インテリアを紹介
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忙しいビジネスパーソンには、なかなか質の高い睡眠をとることができない方も多いのではないでしょうか。睡眠不足は、健康だけでなく、仕事のパフォーマンスにも影響を及ぼします。
そこで今回は、快適な睡眠環境を手に入れるためのポイントを紹介します。寝室の環境を整えることや、自分に合った寝具を選ぶこと、そして睡眠前にリラックスするための工夫について解説します。
睡眠の質を向上させ、快適な毎日を送れるよう、ぜひ参考にしてみてください。
睡眠は、心身の健康や日中のパフォーマンスに大きく影響するものです。しかし、現代社会では、仕事やストレスの問題などから睡眠時間が減少したり、睡眠の質が低下したりしている人が少なくありません。
OECDの調査によると、日本人の平均睡眠時間は7時間22分。これは全体平均よりも1時間以上短く、調査した33カ国中最低ランクとなっています。
忙しいビジネスパーソンの中には「もっと短い」という人もいるでしょう。このような状況下で、より良質の睡眠を得るにはどうしたら良いでしょうか。
睡眠の質を向上させるには、寝室のインテリアも大きく関係しています。就寝に向けてリラックスできる環境を整えましょう。
例えば、睡眠に適した部屋の明るさや寝具を整えることで、心地よい睡眠環境を作り出すことができます。3つのポイントを解説します。
睡眠の質を高めるためには、寝室の環境を整えることが大切です。自分に合った快適な環境に調整して、理想の睡眠を手に入れましょう。
快適な睡眠には、室温や湿度、音や光などの環境要素が重要です。暑すぎたり寒すぎたりする環境は、睡眠のサイクルや段階に影響を与えるため、エアコンなどで快適に眠れる室温に調節しましょう。一般的には、夏は25度程度、冬は17~18度が快適な室温とされています。
また、湿度は40~60%程度が適切とされています。ホテル等の乾燥した部屋で喉に違和感が出た経験はありませんか? 寒い季節は特に乾燥しやすいため、寝室に加湿器などを導入して、快適な湿度を保ちましょう。
音や光は、入眠の妨げや中途覚醒の原因になり、睡眠の質に影響を与える要素です。寝室では、防音機能や遮光機能のあるカーテンやブラインドを利用して、外からの音や光を遮断し、できるだけ静かで暗い環境を作りましょう。
入眠前に明るすぎる光を避けることも重要です。眠る直前までスマートフォンを使っていると、ブルーライトの強い光によって、かえって脳が覚醒状態になってしまうといわれています。ナイトモードに設定したり、スマートフォンを遠ざけたりして、自分自身を「お休みモード」に導きましょう。
以上が寝室の環境を整えるためのポイントです。続いて、寝具のポイントを解説します。
睡眠の質を高めるために、自分に合った寝具を選ぶことも欠かせません。寝具選びには、次のようなポイントを参考にしてみましょう。
マットレス
マットレスは、素材によって硬さや厚み、通気性などが異なります。また、マットレスの素材によっても寝心地が異なります。
例えば、ウレタンマットレスは通気性が低く、夏場は暑く感じることがあります。一方で、コイルマットレスは通気性が高いものの、寝返りをうったときのバウンド感が気になるという人も。自分の体型や、横向き寝など寝姿勢の好みに合わせて選ぶ必要があるでしょう。
枕
枕は、首や肩の負担を軽減するために重要です。硬さや高さは自分の体型や寝姿勢に合わせて選ぶ必要があります。また、中身の素材によって使い心地が大きく変わります。
例えば、羽毛枕はふんわりと弾力性があり、軽くて柔らかな使用感が特徴。そばがらの枕は硬めで通気性・吸湿性が良く、頭と首筋がしっかり支えられる安定感があります。
掛け布団
掛け布団は、素材によって通気性や吸湿性が異なるため、自分の好みや季節に合わせて選ぶ必要があります。例えば、夏は冷房を控えめにしてタオルケットで眠りたい人もいれば、しっかり冷やした部屋で羽毛布団を使いたい人もいるでしょう。
また、肌に触れる素材も大切です。肌触りが悪いと、不快感やかゆみなどを引き起こし、睡眠の質が低下するからです。肌触りを決める要素は、綿やシルクなどの素材、ガーゼやパイルといった織り方、毛布の毛足の長さなどです。自分の肌質や季節に合わせて選びましょう。
以上のように、寝具にはさまざまな要素があります。自分に合った寝具を選ぶことで、快適で質の高い睡眠を得ることができるでしょう。
睡眠前にリラックスできるよう、ひと工夫するのも良い方法です。間接照明やアロマなどを使って、リラックスした雰囲気を作ってみましょう。
寝室の照明をシーリングライトから間接照明に切り替え、柔らかな光で就寝前のひとときを過ごすのもおすすめです。
間接照明は、目に優しくて暖かみのある光のものを選びましょう。明るすぎず暗すぎず、リラックスした雰囲気を作ることができます。
寝室でアロマランプを灯したり、加湿器にエッセンシャルオイルを使ったりして、香りによるリラックス効果を得るのも良いでしょう。ラベンダーやオレンジ・スイートなどの香りは、リラックス効果があるとされ、おすすめです。
私たちは、十分な睡眠によって体力を回復し、ストレスを解消し、免疫力を高めることができます。良質な睡眠のために、この記事を参考にして、できるところから寝室の環境を整えてみてはいかがでしょうか。