自分らしさをカタチにする理想のシングルライフ
〜座談会レポート〜

EVENT REPORT

2020.05.29

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現在、首都圏でシングルライフを楽しむ方々にお集まりいただき、住まいへのこだわりや悩みについて伺ったグループインタビュー。その内容を踏まえて、「+ONE LIFE LAB」で座談会を行いました。ひとりひとりが自分らしく暮らすために、住まいはどうあるべきか?これからの暮らしを豊かなものにするためのアイデアは?テクニックは?新たな提案につながる、有意義な座談会となりました。

座談会メンバー。

Theme.1 “自分らしさ”のために住まいができること。

単身者向け住戸の課題と“理想の間取り”。

男性B:今回のグループインタビューでは、さまざまなお話を伺うことができましたね。家事の動線に対するご要望とか、リビングスペースとベッドのある場所を分けたいといったご意見、そして、大きなものを収納するスペースが欲しいといったご要望には、これまで私たちが考えてきた“理想の間取り”で、お応えできると思うんですが、その他にも多くの気づきがあったと思います

男性A:ON/OFFの切り替えができる空間であって欲しい。という言葉が複数の方々からありましたよね。“切り替え”というワードは、これからの単身者向け住戸において、大切な要素だと改めて感じましたね。家の中にもON/OFFがある。自分ひとりでのんびり過ごす時間とお友達を呼んで楽しむ時間とか、あるいは、仕事に集中する時間とか…。

男性C:そうですね。その中でカフェのような空間が理想だというお話もありましたよね。ON/OFFの両方が過ごせる空間。確かに今、カフェで仕事や勉強をする人って多いですよね。単身者向け住戸の場合、DENのようなスペースを求めるのは難しいでしょうから、キッチンがそうした役割を担えればいいかもしれませんね。

スペースが限られたシングルライフならではの問題点。

女性:私は、ベッドを見られたくない。といった女性の意見に共感しましたね。それが嫌で、お友達を家に呼べない人って、少なくないのかなぁと。あと、料理の匂いが布団に付くのが嫌。という意見も納得。その部分では、“理想の間取り”の部屋が分割できるという機能は、答えになっていると自信を持ちました。

男性B:それから、これはほとんどの方がおっしゃっていましたが、収納が不足しているというお話がありましたよね。単身者向け住戸はスペースの問題で、どうしても収納が不足してまうんですよね。そんな中でも、みなさんそれぞれに工夫していらっしゃいましたよね。住まいをさらに快適でおしゃれな空間にするための家具の使い方など、提案できることは、まだまだありそうですよね。

Theme.2 シーンの切り替えに対応する家具の選択。

キーワードは、“変えられる”、“動かせる”。

男性C:ON/OFFの切り替えに関して思ったんですが、家具としては、“可動式”とか“可変式”といった言葉がキーになるような気がするんですよね。自分がひとりで過ごすときはこんなふうに使って、お友達などをお招きするときは家具を移動して、こんなふうに使う。といったイメージです。

女性:そうそう。女性の方の意見でもありましたよね。キャスターのついたシェルフを、ベッドを隠す軽いパーティションに使うというアイデア。とってもいいなと思ったんです。ベッドが置いてある部分をスライドドアで隠してしまうやり方もありますが、気心がしれた友達が来た時などには、目隠しになるようなシェルフを移動して、軽く目隠しをする程度でいいと思ったんです。

男性A:いいですね。そのシェルフを普段のひとりの生活でどう活かすかも、人によって自由に選択できますよね。趣味で集めたものを飾ったり、普段使いの食器を置いたりといった、「魅せる収納」として使う方法もありますし、洗濯や料理の時にワゴンのような使い方で家事を進めやすくしたり。移動できることで、使い方は拡がりますよね。

さまざまなアイデアが暮らしを快適にしてくれる。

男性B:シェルフをベッドの横に置いておいて、スマホやタブレットを置いたりする使い方もできますよね。ベッドの枕元など、手が届く場所に充電用のコンセントが欲しいし、スマホやタブレットを置けるような台があったら便利だというお話もありましたから。

男性C:それと、背の低いキャスター付きのシェルフをウォークインクローゼットの中に入れてしまうのも便利なんです。男性ならネクタイなどをそこに置いておいて、着替える時にシェルフごと出して、鏡の前でネクタイを選んだり…。

女性:なるほど、その使い方は便利ですね。女性ならアクセサリーとかバッグとかを置いて使うのもいいかもしれませんね。

Theme.3 シングルライフを彩るさまざまな提案。

実際にやってみると意外に難しい「魅せる収納」。

女性:グループインタビューで、みなさんの生の声がお聞きできて、今後の「+ONE LIFE LAB」のご提案に活かせそうですね。さっきも話題になった「魅せる収納」なんですが、やってみたいけど、どうやればおしゃれに見えるかがわからない。といったご意見もあるんですが…。

男性C:見せ方ですよね?シェルフにそのまま置けばいいのか、ボックスや籠などに入れてから置いた方がいいのか、といったことだと思います。その辺は、具体的なプランに落とし込んで見ていただけるようにしたいですね。スペースが限られた単身者向け住戸の場合、収納スペースを確保するのが難しいですから、「魅せる収納」は大切な要素ですしね。

具体的なヒントを目に見える形でご提供したい。

男性A:インテリアの“パケ買い※”がしたい。といったご要望もありましたよね?機能の部分だけでなく、素材やカラーをどう組み合わせたら空間がおしゃれになるのか?その辺も、何パターンか形にしてご提案できるといいですよね。※インテリアのトータルコーディネートをパッケージで購入するようなサービス。

男性C:そうですね。色や素材の選び方、小物の効果的な使い方などもご提案したいですね。インテリアコーディネートのさまざまな工夫で、毎日の生活の楽しさは変わりますから。シングルライフがより豊かになるさまざまなご提案を考えていきましょう。

MADE OF JIBUN 自分らしさを叶える工夫とアイデア。

首都圏でシングルライフを楽しむ方々から伺った生の声をもとに、「+ONE LIFE LAB」と「niko and ...」が、これからの住まいの在り方を、具体的なプランに落とし込みました。そのテーマは「MADE OF JIBUN」。住まいの隅々にまで息づく、さまざまな工夫やアイデアの中には、今のご自宅で、すぐにでも取り入れられるものも…。「自分らしさを叶える暮らし」を、ぜひ、銀座ギャラリーでご体感ください。(※2022年1月23日に閉館しており現在はご来場できません。)

Dining

リビングをスッキリとした印象に保つには、
“余白”を意識することが大切。ソファは、壁との隙間を持たせて配置し、壁に飾るアートは厳選した数点をディスプレイ。キャビネットはロータイプがお勧めです。

Kitchen

会話を楽しみながらお料理ができるセミオープンタイプのキッチン。食器などが増えて収納を増やす場合は、オープンシェルフを使った「魅せる収納」がお勧め。キャスター付きのシェルフを選べば、移動もしやすいので便利です。

Living

リビングをスッキリとした印象に保つには、“余白”を意識することが大切。ソファは、壁との隙間を持たせて配置し、壁に飾るアートは厳選した数点をディスプレイ。キャビネットはロータイプがお勧めです。

Bedroom

枕元に電源タップを備えたベッドは、寝る前にスマホやタブレットを使う際に充電しながら使えるので便利です。ベッド下収納の目隠しもセットになっています。

キャスター付きのラックをベッドのサイドテーブルとして使用。来客時などにベッド横のスライドドアを閉める場合は、ソファやテーブルの近くに移動して使えます。

Balcony

アウトドアギアミックスに挑戦。晴れた日はバルコニーでゆったり過ごすのはいかがでしょうか。テーブルは室内でソファのサイドテーブルとしての使用も可能。

Closet

玄館横のシューズクローゼットは、靴はもちろんお出かけの際に必要な物や時々しか使わないアウトドア用品などの収納にも便利。可動棚とボックス、さらには有孔ボードを使用して壁面も利用すれば、大小さまざまなものを、わかりやすくスッキリと収納できます。

ワイヤーバスケットを使用すると中身が確認しやすくて便利。重ねて置けるアイテムもあるので、縦に収納力を伸ばすこともできます。壁に取り付けられるフックを利用して、帽子などを収納したり、背の低いキャスター付きのオープンシェルフを使用したり、アイデア次第でさまざまな使い方が可能です。