日鉄興和不動産株式会社と〈niko and …〉はこれまでにもコラボレーションをされてきましたが、改めてどういった経緯でお互いが手を取り合うことになったのか教えてください。
好村
2019年に第1弾として「リビオ錦糸町」の物件でお取り組みをさせていただきました。そこは駅から遠く、販売の難しい物件だったんです。それをどうカバーするかというところで、錦糸町という街にある文化的背景がキーとなり、そうした場所と相性のいいブランドとして〈niko and …〉をご指名いただきました。当時我々は、〈niko and … FURNITURE&SUPPLY〉という家具ブランドをはじめて3年ほど経過していて、それをプロモーションしていく上でもマンションとのコラボはすごく魅力的なことだったんです。
「+ONE LIFE LAB.」が立ち上がった当初は単身女性が1LDKのマンションを買うというケースが多かったのですが、直近では単身男性はもちろん、20代のシングル世帯の購入検討者増えてきている印象で、幅広い層のお客さまにお話を聞いていますね。
好村
「+ONE LIFE LAB.」のケースだと、一人暮らしをしたときにどんな家具が欲しいか、こういう家具があったらいいという内容もヒアリングしました。そこで出てきた課題を〈niko and … FURNITURE&SUPPLY〉の家具で解決できたらいいなと思っていて。実際にあったのは、ベッドの下をみなさん収納スペースとして活用されていると思うんですけど、来客時にそれを隠したいということでした。だからそこを板で隠せるベッドフレームをデザインしましたね。ヘッドボードにはコンセントがついていて、スマホなどのガジェットを充電できるようにしたりなど工夫しています。
八代
あとは家具レイアウトの部分でも配置を考えたりとか、家具のサイズはどれくらいがいいのかなど、なかなかイメージがしずらいというお客さまも多くて。そうしたお悩みは実際にインテリアのプロに相談するのがベストです。〈niko and …〉さんではお買い物の相談ができるサービスを実施していて、そこでご自身の好みや、家での過ごし方などをお伝えいただき、それぞれの趣味趣向に合わせたご提案をしているんです。今回、「リビオレゾン王子」をご購入いただいたお客さまには特典として、10万円相当の家具を付与させていただくのと、お買い物コンシェルジュサービスを無料でご案内させていただきます。
あとは共用スペースもこだわりましたよね。コロナ禍になって自分の部屋で過ごす時間が増えて、限られた空間にずっといると気持ちが沈んでくると思うんです。だからマンションのラウンジスペースで仕事をしたりとか、新しい視点で共用部を見直すことができました。第1弾の「リビオ錦糸町」のときは〈niko and …〉の店舗のようなデザインにしていたんですが、第2弾の「リビオレゾン王子」はそこで暮らす人たちがどうしたら気持ちよく過ごせるかを考えてデザインしました。
住む人それぞれが自分らしいライフスタイルを楽しむことができる 住まいを求め「niko and …」とコラボレーション。 「niko and …FURNITURE&SUPPLY」が目指すのは、多彩なコーディネートが楽しめる「余白」のある家具。 そんなシンプルで自然体のスタイルが、空間づくりに生かされています。