一人暮らしで風邪引いた!まずとるべき3つの対処法や便利サービスを紹介
COLUMN
2025.11.05
一人暮らしで風邪を引くと、誰も看病してくれる人がいないためとても心細いですよね。また、体調を回復させるためにまず何をすれば良いのかわからず困るケースもあります。
そこでこの記事では、一人暮らしで風邪を引いたときにまずすべきことを解説します。また、症状がつらいときに役立つサービスや買い出しの方法、心細いときの対処法なども紹介するので、ぜひ参考にしてください。
一人暮らしで風邪になったときにまずすべき3つの対処法

一人暮らしで風邪になってしまったら、まずは体調が悪化しないように睡眠や栄養をしっかりとりましょう。また、困ったときに助けてもらえるよう風邪であることを周囲に知らせておくことも重要です。
■一人暮らしで風邪になったときにまずすべき対処法
- 十分な睡眠をとって体を休ませる
- 水分・栄養を補給する
- 家族・友人・同僚などに自分の状態を連絡しておく
ここからは、それぞれの対処法について詳しく解説します。
1.十分な睡眠をとって体を休ませる
風邪を引いたときは、早く体調を回復させるために十分な睡眠をとることが大切です。睡眠をとると、無駄に体力を消耗してしまうことを防ぎ、風邪のウイルスに抵抗するための免疫力も高めることができます。
2.水分・栄養を補給する

風邪を引くと、熱が出たり汗をかいたりして脱水になりやすいため、水分をしっかり補給しましょう。また、体力を取り戻すために食事から十分な栄養を摂ることも大切です。
胃腸が弱っていることが多いので、できるだけ消化に良く必要な栄養素が含まれている食材・食品を選びましょう。
■風邪のときにおすすめの食べ物
- おかゆ・スープ・うどん:消化されやすく水分補給にもなる
- 卵・豆腐・白身魚:消化されやすくタンパク質も豊富
- ネギ・生姜:血行がよくなり体が温まりやすい
- ほうれん草・ニンジン:免疫力アップにつながるビタミンAを多く含む
- じゃがいも・バナナ:免疫力・抵抗力アップにつながるビタミンCを多く含む
3.家族・友人・同僚などに自分の状態を連絡しておく
風邪を引いて体調が悪化してしまうと、たとえば病院に行けなかったり買い出しができなかったりなど、一人だけでは対処できない状況になることがあります。
そうなったときにすぐ助けてもらえるよう、体調が悪化する前に家族や友人、会社の同僚などに風邪を引いてしまったことを連絡しておくのがおすすめです。
病院?救急車?風邪の症状がつらくて迷ったときに役立つ4つのサービス

一人暮らしをしていて風邪の症状がひどくなると、「このまま良くならなかったらどうしよう」という強い不安から「病院に行ったほうが良いかな?」「救急車を呼ぼうかな」など迷うこともありますよね。
ここからは、そんなときに冷静に状況を判断するのに役立つサービスや、自宅にいながら医師の診察を受けられるサービスを紹介します。
■風邪の症状がつらくて迷ったときに役立つサービス
- 全国版救急受診アプリ:自分の症状を選択すると緊急度がわかる
- 救急安心センター事業「#7119」:救急車を呼ぶべきか電話で相談できる
- オンライン診療:自宅にいながらオンラインで医師の診察を受けられる
- 往診サービス:自宅に医師が来て直接診察してくれる
1.全国版救急受診アプリ:自分の症状を選択すると緊急度がわかる
「全国版救急受診アプリ」、自分の症状をアプリの画面上で選択していくと「今すぐ救急車を呼びましょう」「緊急ではありませんが医療機関を受診しましょう」など対応の緊急度を判定してくれるシステムです。
また、「内科を受診してください」など受診すべき科を参考情報として出してくれます。受診できる病院を探せるサイト「医療情報ネット」や移動手段としてタクシー事業者を探せるサイト「全国タクシーガイド」へのリンクも掲載されています。
■こんなふうに迷ったときに活用しよう
- 病院に行ったほうが良いかわからない…
- このまま様子を見ていても大丈夫?
- 何科を受診したら良い?
- どこの病院に行けばいいかわからない…
2.救急安心センター事業「#7119」:救急車を呼ぶべきか電話で相談できる
「#7119」は、救急車を呼ぶべきかどうか迷うときなど、急な病気やケガで困ったときに専門家に直接相談できる電話番号です。
電話口で自分の症状を伝えると医師や看護師、相談員が緊急性を判断します。緊急性が高い場合はそのまま救急車の手配につながり、そうでない場合でも受診できる医療機関を案内してくれますよ。
■こんなふうに迷ったときに活用しよう
- 救急車を呼んでも良いのか誰かに相談したい
- 具合が悪いけれど、救急車を呼ぶべき?今すぐ病院に行くべき?
- どこの病院に行けばいいかわからない…
※参照:総務省消防庁「救急安心センター事業(♯7119)ってナニ?」
3.オンライン診療:自宅にいながらオンラインで医師の診察を受けられる

オンライン診療は、スマホやパソコンなどで医師とビデオ通話をつなぎ、自宅にいながら診察(問診)を受けることができるサービスです。処方箋を出してもらうこともでき、薬は近くの薬局や宅配で受け取ることができます。
医療機関と提携したさまざまなオンライン診療サービスが展開されていて、なかには24時間対応のものもありますよ。
■こんなときに活用しよう
- 夜間・休日だけど医師の診察を受けたい
- 体調が悪くて病院まで行くのがしんどい
- 病院に行ってほかの患者と接触したくない
4.往診サービス:自宅に医師が来て直接診察してくれる
往診サービスは、医師が自宅に来て直接診察してくれるサービスです。オンライン診療と異なり、問診だけでなく触診や検査などもおこなってもらえるので、自宅にいながら病院で診察を受けたときのような安心感を得られます。
■こんなときに活用しよう
- 夜間・休日だけど医師に直接症状を診てもらいたい
- 体調が悪くて自宅から動けない
- 待ち時間が苦痛で病院に行きたくない
- オンラインだと十分な医療を受けられるのか不安
ただし、往診サービスは一部地域に対応していない場合があるので、まずは自分の住んでいる場所が往診の対象エリアかどうか確認する必要があります。
■往診サービスの例
買い物に行きたいけれど風邪で動けない…買い出しで困ったときの4つの対処法

一人暮らしで風邪を引くと、食べ物や日用品などの買い出しが必要なときに困りますよね。そんなときは、以下の4つの方法で対処しましょう。
■風邪のときの買い出しで困ったときの対処法
- フードデリバリーサービスを利用する
- ネットスーパーで食料品や日用品を注文する
- 近くに住んでいる人に買い出しをお願いする
- 症状が和らぎやすい日中を狙って近くのコンビニに行く
1.フードデリバリーサービスを利用する
一人暮らしで風邪を引いたとき、料理を注文して自宅に配達してもらえる「フードデリバリーサービス」は非常に便利です。
■こんな人におすすめ
- 都市部に住んでいる
- 調理済みですぐに食べられる物がほしい
料理の代金以外に配達料がプラスでかかるのでいつもの食事に比べると割高になりますが、外に一歩も出ずに温かい料理が手に入るので使うメリットは大きいと言えるでしょう。
ただし、サービスによっては対応していない配達エリアがあるので、自分が住んでいる地域が対応エリアかどうかは確認が必要です。
2.ネットスーパーで食料品や日用品を注文する

自炊派の人や日用品の買い出しが必要な人は、自宅からスーパーの食材や日用品の配達を頼める「ネットスーパー」の利用がおすすめです。
■こんな人におすすめ
- 食材を買って自分で調理したい
- 食べ物だけでなく日用品も足りていない
- まとめ買いをしたい
ネットスーパーは実店舗がある地域を基準に対応エリアが決められていることが多いので、まずは自分が住んでいる地域にネットスーパーに対応した店舗があるのか調べてみましょう。
3.近くに住んでいる人に買い出しをお願いする
家族や友人など信頼できる人が近くにいる場合は、自分の代わりに買い出しをお願いするのも一つの方法です。
周りに心配をかけたくないという気持ちから体調を崩しても一人でなんとかしようとする人もいますが、一人暮らしを続けるためには困ったときに周囲を頼る姿勢も必要です。
買った物を届けてもらうついでに人と会うこともできるので、体調を崩したときならではの心細さも減らすことができます。
4.症状が和らぎやすい日中を狙って近くのコンビニに行く
フードデリバリーやネットスーパーなどを利用できないエリアに住んでいたり、周りに買い出しを頼める人がいなかったりして自分で買い出しに行かなければならない場合は、風邪の症状が和らぎやすい傾向にある日中の時間帯に近くのコンビニへ出かけるのがおすすめです。
個人差はありますが夜や朝方などは体のリズムの影響で熱が高くなるなど体調が悪くなりがちなので、出かける時間帯は注意しましょう。
一人暮らしで風邪を引いて寂しい…精神的にしんどいときに思い出したいこと

一人暮らしで風邪を引いたとき、誰も自分の看病をしてくれる人がいなくて心細く感じることがありますよね。
体調を崩して寂しさを感じたときは、これから紹介する考え方やアイデアを参考にしてみてください。心細さが和らいで、不安になったり余計なことを考えたりする時間を減らすことができますよ。
■一人暮らしで風邪を引いて寂しいときに思い出したいこと
- 体調不良のときは普段よりも気持ちが弱くなりやすい
- 親しい人に電話をすると心が落ち着くことがある
- 家のなかでできる趣味に没頭するのもおすすめ
1.体調不良のときは普段よりも気持ちが弱くなりやすい
いつもは「自由に気楽に過ごせる一人暮らしって最高!」と思っていても、体調を崩したときは誰かと一緒に暮らしたくなって「自分は一人暮らしに向いていないかも」と考えてしまう…。そういう矛盾した気持ちになることもありますよね。
しかし、体調が悪いときは一時的に普段よりも気持ちが弱くなる人がほとんどです。風邪を引いて心細くなったからといって、決して一人暮らしに向いていないわけではありません。
普段一人暮らしを楽しめているなら、この機会に「体調を崩したときでもなるべく心細くならないための方法」を模索してみましょう。自分なりの対処法を作ることができたら、今後の一人暮らしをさらに楽しめるようになるはずです。
2.親しい人に電話をすると心が落ち着くことがある

風邪を引くなど体調を崩して心細くなったときは、家族や友人、パートナーなど親しい人に電話をしてみるのもおすすめです。人の声を聞くと安心できますし、自分が不安に感じていることを話して相談に乗ってもらうこともできます。
まずは「風邪を引いて話相手が欲しいんだけど、今日少し電話してもいい?」などメッセージを送ってみましょう。
こう考えると、困ったときに頼りになる人や仲が良い人との交流を普段から大切にしておくのも、一人暮らしを楽しむうえで大切な要素といえますね。
3.家のなかでできる趣味に没頭するのもおすすめ
風邪を引いて部屋で一人でじっとしていると、何もすることがなくて考え事をしてしまうこともありますよね。そういうときに室内でできる趣味があると、没頭して余計なことを考えずに済むので、おすすめです。
■風邪のときでもできる趣味の例
- ゲームをする
- アニメ・ドラマ・動画を見る
- 本・漫画を読む
- ぬり絵やスケッチをする
- 編み物やアクセサリー作りをする
風邪などの体調不良に備えて一人暮らしで用意しておくべきこと

体調不良のときに備えて普段から必要な物を揃えておいたり情報を集めていたりすると、体調が悪くなったときに楽ができます。具体的には、次の3つの用意をしておきましょう。
■体調不良に備えて一人暮らしで用意しておくべきこと
- 買い物に出なくて済むように食べ物・飲み物・薬などを買っておく
- 近隣の病院の場所や連絡先を調べておく
- 診察代や移動費として使うための現金を用意しておく
1.買い物に出なくて済むように食べ物・飲み物・薬などを買っておく
風邪を引いたときに買い物に出かけるのは大変なので、数日外に出なくても過ごせるようにあらかじめ食べ物や飲み物、薬などを揃えておけるとベストですよ。
■風邪を引いたときに必要な物
- 食べ物(消化に良く栄養になる物)
- 飲み物(水・スポーツドリンクなど)
- 医薬品(解熱鎮痛剤・風邪薬・うがい薬・冷却シートなど)
- 体調管理グッズ(体温計・マスク・ティッシュなど)
食べ物は、保存がきいて調理も簡単な「レトルト」「インスタント」「フリーズドライ」などの形態のものがおすすめです。
2.近隣の病院の場所や連絡先を調べておく

風邪を引くと体がだるかったり頭が重かったりするので、元気なときに病院の場所や連絡先などを調べてまとめておくと良いですよ。
発熱があったりだるさが強かったりする場合は内科、のどの痛みや鼻づまり、耳の違和感がある場合は耳鼻咽喉科に行くのが一般的です。そのため内科の病院と耳鼻咽喉科の病院をそれぞれピックアップしておきましょう。
■病院について調べること
- 場所
- 診療科(内科があるか)
- 電話番号
- 交通手段
- 診療時間・休診日
- 予約の必要性
- 支払い方法
3.診察代や移動費として使うための現金を用意しておく
普段キャッシュレスで過ごしている人は、風邪のときに備えて現金をおろして保管しておくようにしましょう。
病院や薬局では現金しか使えないことがよくあります。また、普段使わない交通機関で病院に向かう場合、現金か専用の交通カードでしか支払いができず困ってしまうケースもありますよ。
■風邪を引いたときに必要なお金
- 診察代
- 薬代
- 交通費
診察代・薬代については、あわせて1万円程度用意しておけば安心でしょう。病院や薬局までの交通費は人によって違うので、事前に調べて診察代・薬代にプラスして用意しておくことをおすすめします。
一人暮らしで風邪を引いたらまずは安静!周囲の助けを借りつつ回復に専念しよう
この記事では、一人暮らしで風邪を引いたときの対処法について解説しました。体調を崩したときはまず安静にして、体を休めることに集中しましょう。
買い出しや通院など自分だけでは対処できないときもあるので、家族や友人、パートナー、会社の同僚など周囲の人の助けも積極的に借りて、一人で無理をしすぎないことが大切です。
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