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Iさん
20代前半、⼤学と専⾨学校のダブルスクール中。
宮崎県出⾝。トイプードルを飼っている。
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Aさん
20代後半、外資系コンサルティング会社 秘書。
奈良県出⾝。
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Fさん
30代前半、雑誌制作・縫製の職種。
愛媛県出⾝。モモンガを飼っている。
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ミレニアルズの基本思想理想を持ちつつも現実的。経済的、精神的に自立心が強く、地に足の着いた自分なりの判断基準を持つ。男性への依存意識は弱まりつつあるが、家族や友人との心のつながりを求める気持ちは変わらない。
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エキスパートQ&A−現代の、特にミレニアル世代の女性たちというのは、どういうマインドを持っていると思われますか?
まず、前提として生き方が多様化しているので、全ての女性がこうとひとくくりに言うことはできませんが、やはりトラディショナルな女性像というのは一部過去のものになっているし、女性はより強く、たくましく自立していくんじゃないかと思います。男性に依存している女性はいなくなってきていますね。女性が選ぶ家の傾向からも、その兆候を感じます。
不動産業 代表取締役 K氏
ミレニアルズのインタビュー−自分の道を自分で選択できるようになったきっかけはなんですか?
Iさん(20代前半)
やりたいならやるし、やりたくないならやらないってのが大きいかな。習い事を沢山してきたので、もともとやりたいことが多かったのかもしれません。
−専業主婦になりたい、というような思いは一切ない?
Fさん(30代前半)
外との繋がりがなくなることが怖いです。いつか働くという状況に戻らなくてはいけなくなった時に、戻れないんじゃないかなっていう不安があります。自分で働いて稼いで、お金に変えるということができるのかなという不安ですね。
結婚して、旦那さんに経済的に頼りたいというのはイメージとしては、あまりないですね。そのイメージが持てないだけで嫌なわけじゃないです。私自身も専業主婦の家庭で育ったので、それがあるって言うのは分かってるんですが、自分には程遠い感じがしています。
−理想のライフスタイルを実現していくために、今しようと思っていることはありますか?
Kさん(20代後半)
理想を追い求めすぎないようにしようとは思っています。医者としての理想を追い求めようとすると、そこに家族の姿はあまりないですし、逆に、私の母は専業主婦だったんですけど、母が私にしてくれたような教育環境を自分の子どもに与えようと思うと、医者を続けていくのは難しいな、という現実をこの1年すごく感じたので。
恋愛・結婚観多様な価値観が社会で認知・浸透し、人生の選択肢が増える中で、自分にとって最良の判断をしたい。恋愛も結婚もしたいが、それらが人生のすべてではない。
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エキスパートQ&A−今後ミレニアル世代の女性たちが社会の中心を担っていく中で、どのような変化が起きると思いますか?
特に恋愛に関する女性の悩みというのは、時代が変化してもそう大して変わらないんじゃないかということです。恋愛って人間の本質的なことだからかもしれません。けれども、社会は今どんどん多様化しているので、悩んだときに女子が取り得る選択肢は増えていく。選択肢が増えていくというのは良いことのようで、何を選んでも「本当にこの選択でいいのかな?」と女性から自信を奪ってしまいます。
WEBメディア 編集長 M氏
ミレニアルズのインタビュー−5年後、10年後はどのようなライフスタイルを送りたいですか?
Sさん(20代前半)
先のことを考えるのは苦手なんですけど、いまの会社に5年後いるかは微妙だと思っています。いまの倍くらいは5年後に収入が欲しいので。
10年後は33歳なので、結婚していたいですね。結婚願望はあるものの、いまのところ気配がないのですが。20代のうちに結婚して、1人目を産みたいです。
Fさん(30代前半)
結婚、出産については、昔はそういう願望はありました。今はゼロではないですが、そういうことがない生活も考えていかなきゃいけないかなと思っています。
−今、恋愛はしていますか?
Aさん(20代後半)
してないんです、今それやりたいんです。努力しなきゃいけないところだと思います。結婚願望は、30歳までにしたいとかはないんですけど、できたらしたいです。結婚したいというより子どもが欲しい気持ちの方が大きいですね。
仕事観結婚しても、出産後も、仕事は続けていきたい。
世の中の役に立ち、誰かに必要とされることは大きな喜び。
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エキスパートQ&A−女性たちの稼ぎ方についてはどうですか?最近は副業もブームだと言われていますが。
確かに「副業」というキーワードの入った記事は読まれるので、関心は高まっています。ただ、アンケートをとってみると、実際に副業を持っているという人はまだ少ないようです。理由は、未だ副業禁止の会社が多いこと、また在宅勤務を認めている会社が少ないことなどが挙げられます。今後、少しずつ変わっていくとは思いますが。
WEBメディア 編集長 T氏
ミレニアルズのインタビュー−5年後、10年後、どういうライフスタイルを送りたいと思われていますか?
Aさん(20代後半)
今の会社が良いなと思っているので、もっと役職が高くなったりして、お仕事頑張れたらいいなと思っています。
−結婚しても仕事は続けたいですか?
Sさん(20代前半)
はい、仕事を辞めてしまうことはリスクだと思うので。そもそも私が結婚したいのは、1人で生きるよりチームで生きる方がリスクが減るからなんですよ。結婚はリスクヘッジのための最善の方法だと思っているので。
Aさん(20代後半)
続けていきたいです。子供が生まれてもやりたいです。今、英語が足を引っ張っていることが多いので、英語をちゃんとやらないといけないのですが。
Kさん(20代後半)
理想は結婚もしたいし、子どもも欲しいと思いますけど、上の女医さんたちを見ていると、それを実現するのは難しそうだな、というのはあります。
−これからも一生、仕事はしていきたいですか?
Fさん(30代前半)
そうですね。今までずっと仕事をしてきたので、ないことは考えられないです。状況に応じてなくさなくてはいけないかもしれないが、希望的にはずっとしていきたいです。
ミニマリズム意識シンプル・ミニマル志向に変化の兆し。選択と集中で、かけるところにはかける傾向。先端の流行より、自分に合う心地よい体験が大事。
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エキスパートQ&A−最近は「ミニマリスト」などの流行もあり、ものを持たない若者が増えているとも言われていますね。
たしかに、みんな口では「物欲がなくなった」と言います。が、本心かどうかは難しいところです(笑)。ただ、物より体験にお金をかける傾向は確かにあり、特に年齢とともに顕著になるのは食にお金をかける女子が増えること。というのも、20代の頃までは割り勘だったのが、歳を重ねるにつれおごる側になりますから、自分で払う以上美味しいものしか食べたくない、というマインドなんですね。
WEBメディア 編集長 T氏
ミレニアルズのインタビュー−もともと、物は多く持たない方ですか?
Aさん(20代後半)
そんなに多くはないです。
−断捨離とかミニマリストに当てはまると思いますか?
Aさん(20代後半)
そっち寄りだと思います。それで前に一緒に住んでいたお友だちに捨て過ぎて怒られたり。躊躇なく捨てられる方で、本などを読んだりしてとかではなく昔から。でもゼロにしたいわけではなくて、場所があれば置きたいんです、ソファも。
投資意識の方向お金を使う意識が未来に向く。体験を貯め、より心地よい体験として回収したい。体験のROIを計算して、お金をかけるべき対象を選ぶ。
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エキスパートQ&A−女性たちは、具体的にはどういったことにお金を使っているんでしょう。
人気記事や、読者アンケート、定期的に開催する座談会などから伺える傾向では「自己投資」が人気です。どこまでを自己投資とするかは専門家の間でも意見が別れるところですが、旅行やセミナーなどがよく挙げられます。女性たちはセミナーに参加することで、理想の自分に近づいている、なりたい自分になれる、という前向きな気持ちを持てるのかもしれません。
WEBメディア 編集長 T氏
衣食住の中で、一番低い金額で投資できるのは服かなと思いました。食事は一回行くと終わっちゃうけど服は一度買ったら継続できるし。家と比べたらそのほうが安価で気楽に。
アパレルブランド デザイナー Y氏
ミレニアルズのインタビュー−最近、気になっていることはありますか?
Iさん(20代前半)
服の制作ためにっていうものとしては、目黒雅叙園で生け花展をやっていてそこに毎週行っている。フリーパスで毎週違う流派を観に行っています。
−直近で、理想のライフスタイルに向けてやっておきたいことはありますか?英語の勉強以外に時間とお金を投資したいことはありますか?
Aさん(20代後半)
ほんとはもっと社内でも色んな人に会った方が良いと思うんですけど。友だちと飲んで騒いでいても何も生まれないので。人間関係には満足していますし今の会社が良いとは思っているんですけど、小さな悩みはあるので、転職サイトを見たりもすることもあります。
−何かモノというよりは、自分を未知のところに導いてくれる技術などの方に興味がありますか?
Kさん(20代後半)
そうですね。自分が何にお金を使うかということを見ても、モノを買うよりは旅行に行きたいんですよね。最近では、代々木にある「TREE by NAKED」という、プロジェクトマッピングをしているレストランに行きました。そこは食べているとお皿の上に色んなプロジェクトマッピングをしてくれて、映像と自分の食べているものが融合して見えたりするんです。そういうこれまでなかった技術が、空間を別のものに変えるようなことにはワクワクしますね。
自己投資の基準心地よさを担保する要素としての「クオリティ」を重視する。世間基準ではなく自分との関係性において、自分の感覚にとって質が高いかどうかという、本質的な価値を主観的に見極めようとする。
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エキスパートQ&A−女性たちの嗜好が変わってきたなと思われることはありますか?
前は、ボーダーのパーカーやショートパンツがわかりやすい売れ筋でしたが、最近はネイビーの色のものとか、大人っぽいもの、濃い色のものやロングカーディガンとか、ロングパンツが売れている。そう考えるともしかしたら、自分用に買う人が増えてきているのかもしれません。おひとりさま、という言葉もありますが、自分に投資するという意識を持つ人が増えてきたんじゃないでしょうか。
アパレルブランド デザイナー Y氏
ミレニアルズのインタビュー−最近、気になっていることはありますか?
Iさん(20代前半)
お金があったら買う、なかったら買わない。実際にショップにいって買うことはあまりしない。実際にそれを買うことになったら行くけど、あまり店員さんと話すのは好きじゃない。自分の中で服を買うときって色々考えているので、あまり店員と話すより、家の中で服のブランド見て自分の中でワーッと考えた方が。
−お風呂が嫌いなこともあって、シャワーか銭湯が多いということですが。
Sさん(20代前半)
銭湯はもともと好きなんですけど、家から1分くらいのところにあるんですよ。それもこの家に決めた理由のひとつです。疲れているときこそ、バス停で降りて、銭湯に行って、帰ってそのまま寝るという。水も使いたいだけ使えてストレスもないですしね。週2、3回くらい行きます。
−お料理はお好きですか?
Fさん(30代前半)
割と好きです。でも、そんなに本格的にはやらないです。たまにやるときに道具や調味料が揃ってないとやだなと思うので、そこの収集癖はあります。そんなに頻度はなくても道具類を集めたりはします。
セルフブランディング欲求 自分を演出する手段の多様化と身近化によって、自己表現欲求が加速している。自分自身と自分を取り巻く環境・世界観のデザインによるセルフブランディング体験が楽しい。
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エキスパートQ&A−まわりから可愛いと言ってもらえることが増えてきた?
写真の加工の方法も増えて、可愛く見せる方法が増えてきましたよね。自分が可愛くなることが身近になったと思うんです。
アパレルブランド デザイナー Y氏
−住まいには何かこだわりを持っているでしょうか。
キーワードはやはり「インスタ映え」と「美容」ですね。「インスタ映え」の方は文字通りインスタにアップするためのお洒落な写真が撮れること。広いベランダでベランダ飲みが出来たり、ジャグジーがあったりすると良さそう。人気のパーソナルカラー診断で、顔映りの良いカーテンの色を提案してくれるようなサービスがあれば一定のニーズがありそうです。
WEBメディア 編集長 M氏
ミレニアルズのインタビュー−Instagramはどのように使われていますか?
Sさん(20代前半)
インスタは週末にアップします。実家の写真を撮ってアップしたりしています。見栄えがいいので。いまの家だと、キッチンに置いているアロエを撮るくらいですね(笑)。
−インテリアを、もし思う存分こだわれるとしたらどんな風にしたいですか?
Aさん(20代後半)
オレンジ色が好きなので、オレンジ色にしたいなと思うんですけど、既存のモノをまだ捨てるわけにいかなくて。
Aさん(20代後半)
やりたいんです、(壁紙の)シールみたいなのがあるので。オレンジというのは単純に好きな色です。パーソナルカラー診断で調べてみたら違う色が出てくるかもしれませんが、それは無視で(笑)。
−家具は木とアイアンは多いということですが、素材が好きってことですか?
Fさん(30代前半)
そうですね。木を使ったものが好きです。
−インスタを拝見していて、草花や木が多いお部屋というイメージがあったんですが、家具選びはインスタも意識してますか?
Fさん(30代前半)
やるなら楽しい方がいいなという感じです。まとまりはないと思いますが。
ミレニアルズと住まいの関係性住まいは、自分の心と身体を取り戻し、整え、磨く拠点。結婚生活までの一時的な住処ではなく、自身が思い描くライフスタイルや自己実現に向けての最重要環境。心身の延長線上として、自分の思考や価値観が投影されるプラットフォーム。
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エキスパートQ&A−新たに人気の出る物件を作っていくためには、どうしたら良いと思われますか?
よくオーナーさんから聞かれるので、その度にお伝えするのは、「長期優良住宅」ではなく「長期優良賃借人を獲得する」、そのために何をするかを考える、ということです。重要なのは、その空間が自分のためにあるんだとか、自分がそこにいていいんだとか、ここはやっぱり自分の家なんだと、落ち着きを感じられることだと思うんです。そう思ってもらえるための仕組みを作ること。
不動産業 代表取締役 K氏
ミレニアルズのインタビュー−家を見たときに、社会のなかで役割を果たしているということを改めて実感できると。
Sさん(20代前半)
そうですね。もっと広い家に引っ越すぞ、と思って寝る。そこが実家にいるときと違うところですね。
−今の家は完成型ではないと。
Sさん(20代前半)
はい、もっと良い家に住みたいです。
Fさん(30代前半)
どこかにかっちり勤めてというよりは、基本はフリーでいたい。そのうえで、朝起きて朝食を食べて、夜寝るというような、もう少し人らしい生活をしていきたいです。
今、思っている半分自宅で半分外という仕事ができれば、とりあえず5年後、10年後の目標はクリアかなと思います。ただ、それが東京なのかなというのは疑問です。家賃があまりにも高すぎるので。
−次に住むとしたらどういうところに住みたいですか?
Kさん(20代後半)
今住んでいるところは、交通の便がすごく良くて便利なんです。羽田や東京駅までもすぐ行けますし、タクシーもずっと通っています。実家があった住宅街と、富山と、いまのところを比べると、“活動性”という意味ではいまの場所は素晴しいなと思っていて。
なので、今後自分の職場と旦那の職場と子どもの学校の場所が一緒とは限りませんが、どの人にとっても交通の便が良いところに住みたいな、というのはあります。

SUMMARY
調査から見えてきたこと
ミレニアル世代女性は、もはや不特定多数に向けて設計された平均値のもの、ことでは満足しない。
人並みに埋没することで得られる安心感よりも、他人とは違う、アンバランスな自分を肯定し、自己実現の追求を楽しむことを選択する彼女たちを応援、サポートする住まいを提供したい。
うさ研では、本調査結果をもとにあたらしい「うさぎ小屋」の暮らしを研究、「アンバランスな私たちのためのアンバランスな住まい」をコンセプトにミレニアル女性に向けた住まい、暮らしのかたちを提案します。
その取り組みの一貫として、3人のミレニアルズをピックアップし、それぞれのライフスタイルにマッチするプランをご用意しました。

銀座ギャラリーでは、3人の個性的な暮らしのストーリーをのぞける不思議な絵本を展示しています。この機会にぜひご来場ください。
GINZA GALLERY
銀座ギャラリー
そしてこんな3人のミレニアルズのためのコンセプトルームが完成しました。
+ONE LIFE LAB POP UP GALLERY(19年10月12日OPEN)で
ご覧いただけます。